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愛読書を聞かれたら
『の』
と答える。

ブックデザイン秀逸

わたしの

お気に入りのコートの

ポケットの中のお城の

・・・冒険が始まる。

サイズと時空を超える

すべて「の」でつながって。

そして最後

お気に入りのコートの

ポケットの中の

わたし

ん? わかった・・・気がするが、わからない。

この放り出し感。

39回「の」でつないで。

これぞアートです。

子どものころ、「の」で発想してた。あなたもそうだったはず。

たとえばぼくで覚えてるのは;

鉄腕アトムのアニメを自分で作って。
アニメセルロイド「の」
先にある宇宙空間「の」
ロボットたち「の」
遠いふるさと「の」
大統領「の」
幼い子ども「の」
ペット「の」
しっぽ「の」
先「の」
こびと「の」
ポケット「の」
中「の」
ロケットが発射したばかりで切り離した二段目「の」
落ちた地面「の」
農地「の」
端っこ「の」
家に住んでいるのが仮面の忍者赤影。

赤影「の」
忍術訓練所「の」
風車のリビングルーム「の」
炊飯器が壊れていて、だから直すため「の」
電器屋さんが乗ってきた紙飛行機「の」
パイロット「の」
ゲゲゲの鬼太郎「の」
髪の毛の中「の」
目玉おやじ「の」

・・・終わらない。

自由に「の」で連想できた。
それが大人になって、システムに慣れてしまうと、どうしてもつまらなくなる。因果関係がつながってしまうから。

2030年のコンビニはどうなるか

なんてのは、いまの延長線で考えてしまう。

各家庭の冷蔵庫内蔵AIが足りないものを自動的に登録コンビニに発注する。

コンビニは発注すら、顧客にやらせるようになった。

買うものはたいてい決まってるから、発注できるアイテムは事前登録。ミルク、パン、フロア掃除シート、トイレットペーパー、歯みがき、歯ブラシ・・・・

支払い、顧客が事前に済ませる。実のところ顧客の運転資金たてかえなのだが、気づく人は少ない。コンビニ店舗には人がいない。というか、店舗すら、ない。

セブンイレブン、ローソン、ファミマ

というのはスマホアプリの中だけに存在する。

顧客は倉庫に取りに行く。倉庫はセブン、ローソン、ファミマ共同利用。

毎月定額が引き落とされるサブスクシステムで、金額大きいほうがキャッシュバック金額も大きくなる。

とはいえ、3万円で0.1%、5万円で0.2%、10万円で0.5%だからそれぞれせいぜい300円、1,000円、5,000円、高が知れてる。

2025年、物流が人手不足のピークに達し、店から顧客自宅までのラストワンマイルは自分で取りに来てくれ、配達はしない・・・が当たり前になった。

こうなって困るのが情弱高齢者だが置いていかれてる。2026年までは出張販売トラックが動いていたが、それも「本部の意向」とやらで、なくなった。

・・・なんて暗いんだろう(笑) やな未来だねー。

現時点の前提やシステムをもとに思考を敷衍していくと、どうしてもこうなってしまう。暗い未来しか出てこない。

JOYWOWはビジネスの世界にJOY+WOW+LOVE and FUN総量を増やすことを発想せなあかん。

世の中のすべては確率でできてる。

熱が、熱いものから冷たいものへ移動する理由。
オーストリアの物理学者ルートヴィヒ・ボツルマンくんの意見によると;
熱い物質の原子のほうが運動するスピードが速いため、冷たい原子にぶつかって、自分のエネルギーを与える可能性のほうが、逆より高い。つまり確率なのだ。絶対的な法則ではない。

ボルツマンくん

上に書いたコンビニの未来も、確率で決まる。論理ではなく。
だとすると「面白いほう」に確率は高まると信じたい。

ならば、「の」で面白い未来を描いたほうが絶対楽しいよね。

コンビニ「の」
冷蔵庫「の」
サッポロ黒ラベル「の」
ふるさと「の」
北海道工場「の」
説明してくれた女性スタッフさん「の」

・・・ビール飲みたくなってしまった。

今日はここで、

「の」

終了。だめだこりゃ。

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