【地方公務員】私の下積み時代
こんちは、かわこうです。
今日は、voicyの#企画からネタをお借りして、「私の下積み時代」というお話をします。
僕はよくvoicyを聞いていますので、そこからネタをお借りして、noteで書いてみるなんてこともやってみようと思います。
僕は大学新卒から12年間地方公務員です。
今でも下積み時代を抜けたのかどうかよく分かりませんが、入庁当初と比べると、仕事の内容や求められるものも変わってきたのかなあと思います。
昨日書きましたが、大学のOB訪問を受けました。
その時にも、下積み時代的な話をしたので、改めてnoteで書きたいと思います。
さて、僕は大学を卒業して新卒で県庁に入るわけですが、何故か自分に謎の自信があたったわけです。
たぶんそこそこ採用試験でも多くの内定をもらっていたし、大学でも優秀な成績を修めて卒業したので、そういうところから自信が形成されていったんだと思います。
ただ、社会人の方はもうみなさん理解されている通り、学生までの優秀や就活の時の優秀と、社会に出てからの優秀は全くと言って良いほど違います。
当時はそんなことつゆ知らず、自分は社会に出てから「こんな大きなことをやるんだ」「こんなふうに社会を動かすんだ」的なことを思い描いていたと思います。
今思うと恥ずかしいけど、もはやかわいいですね笑
いざ入庁してみて、何をやるかと言うと、雑用的なことや、正直どうでも良いと思ってしまう照会モノの嵐とか、支払い事務とか、そんな感じのことです。
そして、それを言葉尻の1つまで細かくチェックが入り、そういうことで1日の時間が過ぎていきます。
下積み時代って感じでしたね。
今思えば、公務員って特に一事が万事なので、日頃から細かいミスに目を向けていなきゃいけないし、仕事の精度は細部に宿りますからね、大事なことだと理解しています。
僕はなぜ公務員になりたいと思ったかと言うと、大学3年生の頃に将来どうしようかなと考えた時に、自分がどこに関心があるのかなどなどを観察してみたんです。
当時はリーマンショックの影響でいろんな社会問題が生じていました。そういうニュースを見て、こんな困っている人がいるのに、社会の仕組みを変えてどうにかならないのかな、という感情が強く起こっていることに気付いたことから、公務員を目指すことにしました。
なので、政策をつくったり、制度をつくったり、仕組みをつくったりすることを思い描きながら、公務員になっていきました。
先程書いたように、下積み時代はそんな仕事とは遠く、雑用的な事務処理みたいなものをやり続けていましたが、30歳前後ぐらいになってくると、仕事の内容も少しずつ変わってきました。
当時いた部署では、性暴力の被害に苦しむ人を支援するために、新しい支援策を考えるようなタイミングだったので、そこで自分なりの経験(児童相談所での現場経験)や有識者の人たちの意見を聞きながら、支援策や仕組みを作っていきました。
この時に、自分が公務員を志した時の思いを叶えられた、と思いました。
下積み時代を抜けたような感じがしましたね。
まぁ仕事って奥が深いので、今でも学ぶことってまだまだあるし、やっぱり今でも下積み時代を抜けたかどうかって分からないんですが、最初の下積みは終えたのかなという感じです。
就職して最初のうちは、割と失望したというか絶望したというか、フラストレーションが溜まっていたと思います。
それでも僕の場合は地道にやってると日の目を見れた感じがして、今となっては下積みも頑張って良かったなあと思います。
新人の公務員の方で、自分の思いとのギャップがあって苦しんでいる方もいらっしゃると思います。
もちろん、方向転換も全然アリだと思います。
一方で、僕みたいに、続けて良かったと思うこともあると思います。
よく自分の人生と向き合って、自分の人生を歩んでいってくださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?