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みんな帰るのが早い

前回に引き続き、アメリカで働き始めて感じたことを書きたい。

アメリカに限らず外国で働いている様々な職種の人たちのブログを見ていてよく目にする話題だけれども、みんな本当に17時前後(17時前に帰ってる人もたぶんいるな?)にはさーっと帰っていく。まれに17時以降も残っている人がわずかにいたりするけれども、遅くても18時には絶対にオフィスが完全な無人になる。

わたしの場合、そういうひとけのない静かな空間のほうが仕事がはかどる傾向があるのと、もともと夜型で午後のほうが集中力が上がる性質があるのだけれど、つい「あの作業も今日のうちに」「この直しもやっておきたい」とずるずる作業していると、あちこちの同僚から帰り際に「じゃあまた明日。あまり遅くまで残らないようにねー!」と言われてしまう。(ちなみに、映像制作系の仕事をしています)

ただ、今の勤務形態は時給制なので「だらだら残ってその時間分の給料ももらう」というようなことはやりたくないと思っている。だから、周囲に「あの人は遅くまで残る人」という印象も持たれないようにしたい。

むしろ「なるべく短時間でクオリティの高い仕事をする」ことでわたしがここで働くことの価値を提供できると思っているので、最近は17時に退勤を目指して戦略をたてるようになった。

たとえば、日本で仕事をしていたら16:50まで作業をしてラスト10分で上司への連絡に当てればよかった場合でも、今の職場で上司に連絡メールを送ろうと思ったら英語で推敲する時間がかかるので、作業終了はもっと早い時間にしないといけない。

作業の切り上げ時間が早くなるということは、こなすべきタスクの優先順位付けもよりシビアになる。もしくは「今の仕上がり時点で、全ての箇所において80点を目指すべきなのか?どこか、現時点で60点程度の仕上がりにしておいて、上の判断を仰ぐべき箇所はあるか?」といった判断をつけておくと、本来は現時点で60点で良いところに無駄に力を使うことがなくなる。

簡単に例を挙げるとこんな感じだけれども、実際は予期せぬトラブル対処に追われたり、夕方に突然オーダー変更が飛び込んできたりするので、もちろん計画通りにいかないこともある。それでも、例えば見たい映画の上映時間を調べておいて、「今日は絶対17時に上がるぞ!」と思って仕事していると、ちゃんと17時ちょい前に仕事を終えて、アフター5を楽しむことができるようになってきた。

だいたい一人暮らしなので、17時に上がって帰っても、ご飯食べてネットで動画見るくらいしかやることがない。。ちゃんと家で料理する時間と余裕が持てるようになったのは良いことだと思うので、できたらもっと料理のレパートリーを増やしたいと思っている。あとはせっかくなのでこの機会にたくさん映画とかドラマとかを見てインプットの時間に当てようかな。

もうひとつ驚いたのが、勤務時間が自己申告制であること。時給制のアルバイトなのに、タイムカードとかがない。ログインして入るウェブサイトでその週の勤務時間を打ち込み、上司がそれを承認することで、翌週金曜日には働いた時間分の給与が振り込まれる。(もちろん税金は天引きされている) すごい…個人の裁量にここまで任されているのすごいな…。

給与が毎週振り込まれるというのも、これまでのわたしの経験にはなかったことなので興味深い。家計のコントロールはこっちのほうがしやすいように感じる。わたしのボスは2週間ごとの振り込みらしいので、振り込み体制はポジションによるみたいだ。昔の'N Syncの Just Got Paid という曲で "Thank God it's Friday night and I just got paid" (やった金曜日だ、給料が入った)という歌詞があるのだけど、「こういうことか…」と十うん年越しに実感する。

最後にちょっと脱線するけど、いまJust Got Paidの歌詞をちゃんと確認するために検索をかけたら、'N SyncというかJustin Timberlakeの若かりし頃の姿が出てきた(笑)

若いなーっ!髪型っ!!(笑) それとこちらは今年のスーパーボウルのハーフタイムショーでのJustinの写真。Time flies so fast.


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