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移住セミナーに通うのが楽しかった頃の話

 移住相談窓口に行ってから、定期的に移住情報を得られるようになり、可能な範囲でセミナーにも参加しました。相談窓口に行くとセミナーチラシをもらえたり、移住フェア等のイベント予定を教えてもらえるので、そこに行ってまた情報を知るという繰り返し。今までは垂れ流しだったSNS情報もキャッチするようになって情報収集には苦労しません。

 移住のセミナーといっても「こうすれば上手くいきます!」とか「失敗しない移住!」みたいな講演ではなく、先輩移住者の体験談を聞く、地元の方から暮らしや仕事の話を聞く、という2分類に大きく分かれてました。入口はあくまで柔らかく、興味をそそるようなアプローチを京都移住計画は作ってくれていたのかなと。

 印象的だったのは、後継ぎ募集のセミナー。お蕎麦屋さんが「後継ぎがいない!」と困っているので、移住して後継ぎしませんか?という切り口です。サラリーマン生活をしていた自分からすれば斬新でした。実際に現地見学へ行くのにも参加をして、お話を聞いたのは良き思い出(その日めっちゃ体調悪かったけど)。

 セミナーは平日夜開催もあれば、週末現地で開催するものもあったりと、多種多様。興味がそそられるセミナーがあれば平日でも二人とも頑張って仕事を終わらせて参加したし、現地開催は半分旅行です。京都府下で考えていたので、大阪市内から十分日帰りができる先が多く、気軽に参加していました。

 ちょっとの移動で自然豊かな景観を見れたり、美味しいご飯の食べられるカフェでの座談会に参加して先輩移住者と交流を深めたり。移住相談員の方たちと顔見知りになっていくのも嬉しくて、近況報告がてら雑談したりと、セミナーに行くこと自体が楽しくなっていました。

 セミナーへ参加するごとに新たな情報や地域のカラーが分かるので、自分たちが求める環境と照らし合わせながら、移住先を検討していきます。この頃になると、当初想定していた転職する選択肢は無くなって移住する方向で二人とも情報収集をしていました。なんかローカル面白いなと。

 京丹波、南丹、福知山、ちょっとずつ北上しながら移住先を検討していきますが、しっくりくる先がまだありません。出来れば、都市部にアクセスしやすい場所が良かったので、一番最初にオススメされた丹後エリアは候補から外していたのですが、大阪に丹後メンバーが来るセミナーに参加した事がきっかけに事情が少し変わっていったのでした。

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