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TR・S・WS…|京都芸術大学通信の科目について

京都芸術大学通信のグラフィックデザインコースに在籍しているitoです。
3年次編入で、来年度卒業制作に取り組む予定です!

今回はわたしが入学時に混乱しそうになった、京都芸術大学通信の科目の種類についてご紹介していきます。
(在籍しているグラフィックデザインコースに寄った内容になってしまうかもしれませんが、ご了承ください…。)

学校から出されている「学習ガイド」というものの中にも科目についての説明はあります◎
そちらももちろん読んでいただきたいのですが、
このページでは、在学生目線で、実際に取り組んでみて思ったことや、各科目修得のポイントなども一緒にまとめていこうと思います。

来年度の入学を控え色々調べている方も多い時期かなあと思いますので、そんな皆さんの参考になればうれしいです!


京都芸術大学通信の科目の種類について


2024年2月現在、京都芸術大学通信には大きく分けて以下の3種類の科目があります。

▶︎テキスト科目
・TR(テキストレポート)科目
・TW(テキスト作品)科目
・TX(テキスト特別)科目

▶︎スクーリング科目

Webスクーリング科目

それぞれ詳しく見ていきましょう!

▶テキスト科目ーTR科目

指定されたテキストを読んで、レポートを書く科目です。

レポートの文字数は1単位科目の場合は1,600文字ほど、2単位科目の場合は3,200文字ほどになりますので、結構多いです…。

そしてこの科目の厄介(失礼)な点は、2つのレポートを書かなければいけないこと!

単位修得までの流れが
①テキストを読む
レポート(1,600〜3,200文字ほど)を作成し、提出する
③レポートの合否が出る
レポートが合格した場合、単位修得試験なるものを受験する
⑤単位修得試験が合格した場合、単位修得となる
となっていて、単位修得までに2つの段階があります。

②のレポートは、シラバスに記載されているテーマでレポートを書き、指定された期間内に提出するというものですが、

④の単位修得試験とは、60分間の試験時間内の中で指定されたテーマでレポートを書く、というものです。

レポート合格後に、マイページの科目のページに単位修得試験を受けられるページが出現し、自分で「試験開始」というボタンを押して、60分間の試験を受けるという感じです。

この試験を乗り越えるために注意すべき点は、
・レポートのテーマが事前に明示されないこと
時間制限内でレポートを書かなければならないこと
です。

シラバスの中に、「単位修得試験のために、こんな感じのこと把握しておいてね〜〜」ということが5つ記載してあるのですが、それがそのまま問題文になるのではなく、しかもその5つの中でどれに関することが試験に出るのかも分かりません。

例えば…
シラバスに
「チューリップの歴史について、1200字程度で書けるようにしておいてね」と書かれていても、
「チューリップの歴史について1200字で説明しなさい」
という問題が出題されるわけではない、という感じです。
伝わりますでしょうか…
(文字数はあくまでも例です!科目によって指定される文字数は異なります。)

しかも時間制限があるので、ウンウン悩んでいる暇もなく、とにかく時間内にレポートを書き上げなければいけない、という点にも注意が必要です。
60分と聞くと、結構長いな、と思われるかもしれませんが、悩んでいるとあっという間に過ぎてしまいます。

・TR科目履修のポイント

そもそも「今までレポートを書いたことがない…」と不安な方もいますよね…。
そんな方に、まず履修していただきたいおすすめの科目があります!

「ことばと表現 大学で書く日本語の基礎」というTR科目です。
レポートや論文など、大学で日本語を書く際の基礎を学ぶことを目的とした科目で、指定されているテキストも読みやすく、レポートテーマも取り組みやすいものに設定されていました。

まず、こちらの科目で
・レポートを書くこと
・長文の文章を書く感覚
・TR科目の流れ

を知ってもらうと、少しはTR科目に取り組みやすくなるのではないかなと思います!

また、単位修得試験を乗り切るために1番安全な方法は、指定された5つのテーマで事前に文章を作っておくことだと思います。
出題文によっては、準備しておいた文章をほとんどそのままコピペして使えるかもしれません…!(可能性としてはそんなに高くないかもしれませんが…)

ある程度の文字数でレポートを5つ書いておく、という準備の時間は必要ですが、
・レポートを書くことに慣れていないと思われている方
・文章を書くのが苦手な方
・確実に単位を修得したい方
・「ただ単位が取れればいいや」ではなく、高得点を狙いたい方

にはおすすめの方法です

ちなみにわたしは、事前準備ありのパターンと、事前準備なしのぶっつけ本番のパターン、2つ試してみたことがあって、
やっぱり事前準備ありのほうがしっかりした構成の文章が書けました(笑)
ぶっつけ本番のときは、60分で書くのも精一杯で構成もグダグダでした…。
(当たり前ですが…)

▶テキスト科目ーTW科目

こちらは、テキストを読んで作品を提出するという科目です。

TR科目との違いは、以下のとおりです。
提出するものが主に作品であること
:作品と一緒に短めのレポートを出す場合もありましたが、作品がメインの科目です。
提出するのは作品のみであること
:TRのように、1つ提出→合格後にもう1つ提出、というものではありません。
指定された作品を提出し、その作品のみで評価、点数がつけられます。

「作品って…?」という方も多いかと思いますが、グラフィックデザインコースの場合ですと、
年表やポスターなどを作り、そのデータをWebで提出する、というイメージです。

・TW科目履修のポイント

提出締切を決めて、「その期間に絶対提出するゾ」という強い気持ちを持って取り組むこと、そして作品を制作する時間を多めに設けておくこと、が大切かなと思います…。

というのも、どの科目もそうなのですが、年度内に科目を提出できる期間が何回もあって、どの期間で提出しなさい、というのは指定されません。

つまり、「今月提出しようと思ってたけど完成しなかったから、来月にしーちゃお」と提出期間をいくらでも引き伸ばせるわけなのです。

加えて、作品制作にはおそらく自分が想定しているより時間が掛かります。

なので、しっかり時間を確保できるよう計画を立てて、「絶対今月出す!」と強い気持ちを持って取り組みましょう!

▶テキスト科目ーTX科目

TX科目はまだ取り組んだことがないのですが、
フィールドワークがあったり、作品の提出があったり、各科目で履修方法や課題が異なる科目のようです。
今後必須で受ける予定があるので、詳細は履修後にご紹介したいと思います!

▶スクーリング(S)科目

土日に授業を受ける科目です。
授業は、対面と遠隔(Zoom)の2つの形式があり、どちらに参加してもOKです。
対面の場合は、京都の本校か東京にある分校での開催になります。

スクーリングの流れとしては、

①スクーリング申込(Webで簡単に行なえます)
②事前課題に取り組む
③スクーリング受講(土日2日間で実施されます)
④スクーリング内で作品を制作、完成させ、提出

主にこのような形です。

スクーリングの日の1日の流れをまとめた記事もあるので、そちらもぜひ参考に見てみてください!

・S科目履修のポイント

まず、事前課題をやり込んでおくことが大切です。
当たり前だろ、という感じなのですが、わかっていても「とりあえず授業に出席すれば何とかなるだろう」「2日間あれば何とかなるだろう」と甘く見てしまう自分がいたのです、ほとんど毎回…。

事前課題は、例えば授業内で制作する作品のラフ案だったり、世の中にある作品事例の調査だったり、科目によって異なるのですが、事前課題の質が作品の出来を大きく左右します。

授業の科目なんだから授業に出ればいい、ではなく、事前課題からしっかり取り組む、そしてスケジュールを立てるときにそのための時間をきちんと確保しておくと良いと思います。

もう1つ、2日間のスクーリングはとっても疲れます。

2日間朝から夕方まで集中し続けるため、体力的にはもちろんなのですが、限られた時間の中で作品を完成させなければならないのに、目指したクオリティにできない悔しさや、他の参加者の方の作品から学びを得ると同時に、自分の未熟さを痛感する苦しさなど、精神的にも大変疲れます。

学ぶということは、自分ができないことを自覚することでもあります。
ストレスがかかることは当然なので、疲れないことを目指すのではなく、疲れた自分をケアするものを用意しておきましょう!

例えば、授業の休み時間に食べるチョコとか、終わったら食べるケーキとか、2日間乗り切ったらずっと欲しかったあれを買おう!とか

日曜日は何もせず早く寝よう!でもいいかもしれません◎

1人で頑張るシーンが多い通信生、自分のケアをすることも重要なタスクだと思います!(すみません、かっこつけました…)

▶ウェブスクーリング(WS)科目

ウェブスクーリング科目は、動画教材を見て、レポートを提出する科目です。
科目は全15章で構成されていて、1章あたり3〜5分程度の教材が5本用意されています。
動画は一気に見る必要はありません。
指定された期間にレポートが提出できれば、少しづつ見進めても良いし、短期間でまとめて見ても大丈夫です(あくまでどちらの方法も取れるという感じです)。

・WS科目履修のポイント

・長文のテキストを読むのは苦手…
・一度に色々な課題に取り組むのが苦手
・効率よく課題を提出していきたい

という方におすすめの科目です。

WSでもテキスト教材は読まなければいけないのですが、映像がある分、内容が頭に入ってきやすいです。

また、レポートの提出期間がTRやTWの提出期間と大きくずれているので、課題の制作期間が被らないというのも大きなメリットです。

WSには色々な分野が用意されています。
日本の美術の歴史を学ぶものもあれば、ヨーロッパのものもあったり、アジアのものもあったり。

まずは自分の興味のある分野から取り組んでみて、WS科目の流れや、自分の履修スタイルとの相性などを確認してみると良いと思います◎

長くなってしまいましたが、以上が各科目のご紹介です。

履修してみないと分からないことも多いと思いますが、少しでも科目選びの参考になりましたらうれしいです。

気になることがある方は、X(Twitter)のDMなどでも大丈夫ですので、お気軽にご連絡ください!

https://twitter.com/kkimama_

ここまで読んでいただきありがとうございました🌱













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