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中国でごく普通に使われているアプリ2017年版

2016から2017の年越しに、中国の広州に行ってきました。
現地で様々なアプリを使い、実際にどのくらい普及しているのをこの目で確かめるのが目的でした。

本記事では、特によく見かけ、普通に使われているサービスを実際の利用シーンやスクリーンショットと共に紹介しています。

- モバイル決済WeChat Pay、Alipay
- オンデマンドフードデリバリーサービス
- 自転車シェアリングサービス

WeChat Pay / Alipay

WeChatは、中国で一番使われているアプリといえます。このアプリがすごいのは、下記の機能を提供していて、それぞれが圧倒的なシェアを持っている点です。

- LINE(メッセンジャー)
- FacebookもしくはTwitterやInstagram(SNS)
- Apple Pay(店舗へのオフライン決済)
- Venmo(個人間決済)

WeChat Payは、WeChat内に組み込まれた決済機能で、店舗への支払いや、個人アカウントへの送金が可能です。また、ほとんどのアプリがWeChat Payに対応しており、アプリ内決済もカバーしています。

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これ以降は有料記事になります。ご購入いただくと以下のコンテンツをご覧いただけます。

- WeChatやAlipayの利用シーン
- デリバリーサービスの競争環境
- 自転車シェアリングアプリの利用フロー、UI

マックは端末でオーダー・決済まで自分で行い、カウンターでは受け取るのみ

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店員さんの個人アカウントへの送金で購入することも可能

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地下鉄もモバイル決済で乗車可能

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Alipayは、アリババが提供するモバイル決済アプリで、基本的にはWeChat Payとできることは同じです。WeChat Payが使えるところでは大体Alipayも使えます。

Alipayが面白いのは、音で支払う機能があり、自販機に音の認識装置が付いていて、聞き取らせることで飲み物を買うことが可能です。

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オンデマンドフードデリバリー

飲食店が多く外食文化のある中国では、フードデリバリーサービスが多く、積極的に利用されており、店内や道路などで配達員をよく見かけます。

広州では美団外売、百度外売、餓了麼などがサービスを提供していますが、美団外売を多く見かけました。

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人気店の場合、配達員はひっきりなしにピックアップしにきます。

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自転車シェアリングサービス

今回一番驚いたのが自転車シェアリングサービスです。何に驚いたのかというと、その普及の早です。1年前も中国に来たのですが、その頃は全然見かけなかったのに、今回は町中のいたるところで自転車を見かけました。

Mobikeとofoが2強で、広州では、Mobikeを多く見かけました。

シェア自転車というのは日本にもサンフランシスコにもあるのですが、中国のサービスがすごいところは、どこにでも乗り捨てられる点です。これにより、乗り降りするためにわざわざ決まったステーションに行く必要がなく、利用者から場所の制約を取り払っています。
アプリから自転車の場所をGPSで確認できるため、次に乗る人は近くの自転車を拾って乗ることが可能です。


階段の途中に乗り捨てられている自転車

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自転車とアプリのトータルのプロダクトの質ではMobileが優れています。Mobikeは、自転車を事前に予約することが可能で、自転車についているQRコードを読み取ると、Bluetoothもしくはネット通信を介して自動的に鍵が開きます。

地図から最寄りの自転車を探すことが可能

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アプリでQRコードを読み取ると勝手に鍵が開く

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乗っている間は、乗車時間、距離、諸費カロリー、費用が確認できる

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一方、ofoは、自転車の位置を把握できなく、近くに見つけた自転車に乗ることになります。自転車に割り振られている6桁のコードを入力すると鍵を開ける番号が表示され、それを利用して鍵を開けます。Mobikeに比べて、乗り始めるまでに要する手間が多くなっています。

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Mobikeはサービス開始が2016年4月とまだ1年経っていないにもかかわらず、圧倒的な普及度合でした。どうりで去年来た時は見かけなかったわけです。

町中で広告を見かけたのはofoのみであったが、Mobikeは最近$215M調達したりと、競争が過熱してきています。

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