見出し画像

不動産投資におけるアセットタイプを理解しよう(その2:オフィスビル)

不動産投資に関する解説の第2回です。
 
投資対象となる不動産には様々なタイプがあります。
今回はアセットタイプについて説明しようと思います。
なお、ここで説明する対象はプロ投資家や不動産が投資対象とする不動産です。実需で売買される戸建や分譲マンションではありません。
レジデンス、オフィスビル、商業施設、物流施設、事業用不動産などの区分で説明します。

2.  オフィスビルの特徴


オフィスビルは法人の事業所です。
投資するエリアはレジデンスよりも小さく、プロ投資家の投資対象は三大都市圏(東京、大阪、名古屋)の中心部にしかありません。小規模なオフィスビルは地方にもあるものの、プロ投資家は投資しません。
 
オフィスビルは広い賃貸面積を法人向けに貸出すため、レジデンスほど賃借人の数は多くありません。賃借人が少ないため、管理についても比較的容易に行うことが可能です。
 
ただし、オフィスビルはレジデンスよりも収益が不安定です。
業績、経営方針によって企業は所在地を変更します。同じオフィスビルを何十年も借り続けるということはありません。新築のオフィスビルが建てば賃借人は移転を検討します。周辺のオフィスビルと比べて賃料が割高であれば移転します。
 
また、オフィスビルの賃料は経済環境によって変動します。一部の特殊なエリアを除いて、安定的な賃料が見込める訳ではありません。
オフィスビルのグレードと立地によって稼働率や賃料は異なります。継続的に賃貸人を集めるためには、オフィスビルのブランド力を維持していくことが必要となります。
 
オフィスビル投資のメリット
 
・景気が良いときは賃料を上げやすい
・ビルの構造が単純なため建築費がレジデンスよりも安い
・賃借人の数が少ないため管理がしやすい
 
オフィスビル投資のデメリット
 
・物件数が少ない
・賃料が不安定
・経済環境に影響を受けやすい

<その3に続く>


<前回記事はこちら>

***

不動産ファイナンスについて詳しく知りたい人は下記の書籍を参考にして下さい。

【金融マンのための不動産ファイナンス講座】

【金融マンのための実践ファイナンス講座】


【図解 不動産ファイナンスのしくみ】

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?