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日本らしさ そもそも日本てどんな国?(上)

 ずっと、エッセイをサボっていたので、今回から、久々に日本らしさについて考えていきたいと思います。

 最初にことわっておきますが、日本という国がどうあるべきかを考えるのではなく、日本という国に住んでいる私たち一人一人がどういう方向を目指すべきかを考えてみるつもりです。正直言って、独断的な部分もあると思いますので、「つまらないな」とか「ちょっと考え方が違うな」と思った時点で読むのをやめてもらってもかまいません。気楽な気持ちでお付き合いしていただけるとありがたいです。

 まず、前提として、日本とはどんな国なのかを調べてみます。

人口 1億2692万人(2016年3月1日現在)
日本の人口は、196カ国中第10位(外務省)
国土面積 377,900 km² 
日本の国土面積は、196カ国中世界第61位(外務省)
名目GDP 4,602,419mil.US$ 
アメリカ、中国に続き第3位、ただし、アメリカと中国とは1桁違う。ちなみに4位は、ドイツ、5位はイギリス。(国連統計)
日本語という独自のことばを使用している。
日本語を扱う民族という観点では、単一民族ですが、DNAによる分類で考えると複数の民族が共存している国。
少子高齢化が進む国。

 人口を人口の多い国と比較してみると、1位の中国の人口が日本の人口の約11倍、2位のインドが約10倍、3位のアメリカが約2.5倍、4位のインドネシアが約2倍となっています。おもしろいのが、ロシアであれだけ広い面積(世界1位)を持っているのに、人口は日本よりも若干多い程度で1億4,280万人の9位です。

 人口から言えることは、日本という市場は、世界的に見るとそれほど大きな市場ではないということでしょうか。まあ、GDPがまだ3位なので、金回りは良い方なのかもしれませんが、少なくとも人口という面からはあまり魅力を感じません。今後の成長性を考えるとインドネシアの方が、よっぽど良い市場に思えます。

 国土の広さの面から見ると、もっと平凡な場所です。しかし、この国土面積が平凡というところが、逆に私たちが目指す方向性を決めるのに役立つかもしれません。社会を構築する上で、適度な面積、適度の人口というのがあるように思えるのです。

 そして、日本語という独自のことばを使用してる国。ある意味で単一民族のような社会を形成しています。島国であることもあり、日本だけで文化圏を形成できています。そのため、普通の生活をする上で、日本語以外のことばを使用する必要性がありません。

 大陸のように国が国境でつながっている場所では、普段から国同士の行き来があるため、複数のことば、もしくは英語のような共通語を使う必要があり、日本のように単独のことばで普通に暮らせるということはありません。

 外国から見ると、日本は閉鎖的といわれるのはこうした環境からでしょう。しかし、この部分も見方を変えるといい面に変わるような気がします。例えば、観光に力を入れることで、国の中で閉鎖的な部分を積極的に変えていくことは可能だと思います。話がちょっと長くなりそうなので、一度ここで、切ります。次回この続きを書きたいと思います。

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