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人生邂逅 ・まなび編 ◆Sien.Labから -30

インスタントラジオ #779 対人支援業を60歳以上でやって行く意味


現在、対人支援業を細々とやらせてもらっています。

この講義での多田先生からの注意点とアドバイスは、

CL(相談者)のかたは必然的に年下の方が多くなる
そのため、世代間ギャップや価値観の違いが出てくる
様々な経験や苦労を克服したことを役立てたいを強く出しすぎない

そのために、
自信を客観視し、俯瞰して見られるようにし
余裕感や包容力を出し
CLさんにあった調理をして提供する

といった内容でした。

わたしが、この道を志したのも、これまでの経験を何とか活かしたい。

若い人たちの将来のために役に立ちたい。

との純粋な思いからでした。

しかし、実際にやってみると

経験からくる凝り固まった(?)価値観がどうしても顔を出してしまう。

そして、ついつい押し付けがましい対応になってしまう。


1度目のキャリコン実技試験に失敗し、先生から直接指導を受けた時、まず指摘されたことは

「それは北川さんの価値観でしょう!」
でした。

CLさんが、ご自身の仕事の話をされていた際に 

「それこそ営業冥利に尽きますよね!」 と発言した時のことです。

CLさんの話を聴いて、判断や評価をしない。
そのままを素直に受け止める。

もちろん、心は動いていてもかまわない。

が、それをあからさまに表現してはだめ。なのです。

これは、今もってわたしの一番の克服課題となっています。

そういえば、先日 わたしの経験したことが役立つかもしれないことがありました。

現職場で訓練生のかたから

ずばり、「北川さんは以前、パワハラ上司だったそうですが、それをどうやって克服したんですか?」

と、超剛速球が飛んできました。

たしかに、この話を一部の訓練生のかたにした記憶があります。

当時を思い出し、そこに至った経緯や背景を説明し、それに気づかせてくれたメンバーの諫言の話とそれ以降、どう気持ちを制御するようにしたかなどを話させてもらいました。

質問された訓練生は、正義感が強く理不尽なことがあるとどうしても感情を抑えきれなくなり、表情や言葉にそれが出て、人間関係を壊してしまうことを何度も経験しているそうです。

この性格をなんとか克服したいとの思いから、先ほどのような質問をされたのです。

私の失敗体験がどこまで役に立ったかは分かりませんが、この方がいつかある時、北川の話を思い出して、こういうことだったんだ。と思ってもらえるような日が来れば冥利に尽きます。

それはそうとして、

先生の講義の締めに、高齢者の対人支援のもう一つの意味として

「認知症予防」を挙げておられました。

まさに、私にとってはこれこそが  最重要ポイント  です!


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