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令和6年4月読書

『バナナ腰を治せば、体の不調が消える!」 とも先生 2022/11 小学館

ある方より、反り腰(バナナ腰)であるという指摘を受け、本書を薦められたので読んでみる。結果、自分はバナナ腰でないことが分かったのだが、姿勢に乱れがあることには変わりないので、改める機会としていきたい。

『高くてもバカ売れ!なんで?』川上徹也 2024/02 ソフトバンク新書

時代に合わせたヒット商品、サービスの生み出すための方法論とその具体的事例が記されていた。
「アガる」「プレゼント」「自分メンテナンス」「プチ贅沢ご褒美」「応援消費」「レトロエモい」「ガチニッチ」とに代表される消費が今の時代の鍵とのこと。
価格の壁を打ち破る原則として、
①想定価格を上げる
②付加価値をつける
③名前を変える
④見た目を変える
⑤売る時間・場所を変える
⑥売る相手を変える
⑦定義を変える
の七原則が挙げれており、納得。


『輝ける闇』 開高健 (昭和57年10月) 新潮文庫

開高健のヴェトナム従軍ルポルタージュ。
レトリックが冗長で、自分の好みではなかったが、『オーパ』以来、久々に開高文学を読む機会に恵まれた。
4月読書会の課題本でもあった。
忘れられないのが、酒場での開高とウェイン大尉との会話だ。

開高「いろいろな物のまわりにある匂いを書きたい。匂いの中に本質があるんですから」
ウェイン大尉「けれど、私の考えでは、文学は匂いよりも使命を書くべきものではないですか。もちろんあなたの自由ですけれど、私なら使命を書く」

開高よりも大尉に深く、共感する自分がいた。


『いままで、起きたこと、これから起きること』 高城剛 2022/08 光文社新書

副題には「周期」で読み解く世界の未来とあり、物理学、天文学、歴史学、地政学、社会経済学、政治学、気象学などの様々な分野で研究されてきた周期データが本書では紹介されており、過去に何がおこったのか、未来に何がおこるのかが示唆されていた。

はじめに――いままで起きたこと、これから起きること
第1章 移り変わる「暦(サイクル)」の歴史
第2章 世界を動かす「80年サイクル」
第3章 2025年は「周期の危機」の惑星直列
第4章 人生を支配する周期について
第5章 これから何が起きるのか?

なお、2020年代は、あらゆる分野で大きなサイクルの転換点に立っており、それらの周期が幾重にも重なるタイミングとなるという。そして、どのサイクルも危機的な兆(きざし)を見せていた。

さあ、何がやってくるのだろう。胸の鼓動の高まりを感じてならない。


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