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究極の思考

『東京藝大美術学部 究極の思考』 増村岳史 

リクルートでマーケティング、営業畑を歩んできた著者が東京藝大出身者にその学びと気づきをインタビューし、その思考法のビジネスでの活用法を説いたのが本書。藝大の入試、とくに美術学部においては、実技を通じて、絵画を制作する上でのテクニックとその課題を読み解く言語能力と発想力が問われることが知れ、非常に有益であった。アートを通じて、抽象と具象の世界を行き来するその思考は確かに究極の思考といってよいのかもしれない。これからの時代に最も必要とされる思考であろう。そして、その思考が養うのが理力。すなわちフォース。フォースとともにあらんと思う人に手に取って欲しい一冊であった。


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