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[親子留学] フランス語の小学校に急遽転校することになった話- 後編

11月に急遽Class d’accueilに転校することになった長女。そろそろ2ヶ月が経つのでその後の経過を…
(急遽転校することになった時の様子は前編で)

担任の先生との面談

「来週から来て」と言われてすぐ、「お子さんの初日の前に担任の先生との面談をしてください」とのお知らせがあったので学校へ。
事務室で書類をもらい、まずはデイケアの先生にランチ監督費やスクールバス利用などの手続きを済ませる。その後担任の先生と教室へ。
校舎は古いけど至る所に子供たちのアートで溢れていていいな、というのが第一印象。うちはもうG5なのでこんな程度では誤魔化されないけど、小さい子だったら楽しい気持ちになれると思う。

担任の先生とはフランス語で話すと思っていたけれど、初めから終わりまで英語で説明してくれました。相手も流暢ではない感じだったので所々聞き返さないと良くわからない場面もありましたが、親がフランス語話せないことでそこまで深刻に悩むことはなさそうです。転校してからのメールも基本的にフランス語と英語両方で送られてきました。
が、学校のイベントや行事が乗っているPaddletや成績表は全てフランス語だったりするので、フランス語がわかった方がやはり便利ではあります。

Paddletには毎月学校にまつわる新しい情報や週末に子どもと楽しめるイベント情報なんかも。
前の学校にはこういうのはなかったな。

クラスの様子

新しいフランス語のクラスには、もちろん日本人なんていなくて中国人が数人とラテン系のお友達が多数。みんなまだフランス語が話せないので授業以外は英語かスペイン語で会話しているらしい。学年はG5のクラスにいるけど、年上の子もいて、1年間の数学のクラスの成績で次の年もG5になるかG6になるかが決まるという説明を担任から受けた。

学年の途中から入ったのと、出身国が偏っているのですでに仲良しグループはなんとなくできているものの、長女と同じ日に転校してきた子もいたり、ほぼ毎週のように新しいお友達が来るので一人だけ浮くということはそこまでなかったみたいでよかった。

初めの1週間は「毎日お弁当一人で食べてる」と聞いて胸がしめつけられる思いがしたけど、お友達がK-POPのBLACK PINKのキーホルダーをつけてることに気づいて共通の話題ができたことから少しずつ馴染んで行った模様。

今はウクライナから転校してきたお友達が隣の席になり仲良くなったらしく、毎日家でその子の話をしてくれるようになったし、二人で撮ったセルフィーを見せてくれたりするようになってホッとしています。

授業の内容

これが長女のClass d'accueilの時間割。

「あれ?空白多くない?」

空白が多いのであれ?と思っていたら、ここに書いてある強化以外全部フランス語の授業で笑ってしまった。そうか…そうだよね…ここはいわばフランス語ブートキャンプのような場所。当たり前だけどAnglais(English)以外は全てフランス語。

Dinerはディナーではなく、ケベコワフレンチでランチタイム。
ランチはクラスで食べては行けなくて、一日$3.50払ってデイケアの先生の監督のもと他の学年の子どもたちとみんなで体育館で食べるか、自宅に帰って家で食べることができる。英語の学校ではスナックタイムがあり、好きなお菓子を持っていくことができたけど、この学校では禁止で娘は不服そう。

長女のフランス語の状態

入ったばかりだしまずは慣れて楽しいことが少しでも増えればと思っていたけど、早くフランス語上達すれば来年からは学区内の通常級か、長女が興味を持っている越境通学可能な学校に移れることにモチベーションを見出してくれてフランス語に向き合う姿勢になってくれたおかげで、たった2ヶ月で目覚ましい進捗を見せていて母は驚き。

まだ間違いもあるし、ペラペラ話せる訳ではないけど、発音が特に良くなり、英語の学校で2年半かけても覚えなかった数字の読み方を0-100まで、家の中でもたまにフランス語をフレーズで使ってきたり。子どもってすごい。
ここから本当に通常級に移れるくらいの力がつくのかは果たして…という感じですが、様子を見守りたいと思います。

また、友達ができたことやフランス語が少し上達したこと、前の学校より体育館が広く毎日テニスしたり思い切り身体を動かせることなどが奏したのか、先日長女が「最近学校楽しくなってきた」と、ボソッと!!!!

これが今年何よりも一番嬉しかった….!!!
来年は小学校最後の年でSecondary Schoolをどこにするかとか決めないといけないしで考えることいっぱいですが、引き続き見守っていきたいと思います。


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