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【ラバー編・その11】ヤサカのラバー「ラクザシリーズ」の特徴やそれぞれの性能を徹底解説!!

今やプロからアマチュアまで数多くの選手が使用しているラクザシリーズですが、このラクザシリーズにはなんと8種類もあります。

8種類もあるため、違いがよくわからないといった声が多々あったため、今回はラクザシリーズそれぞれの特徴や性能を徹底解説させていただきたいと思います。

ラクザシリーズについて興味のある方や、ラバーの変更を検討している方は是非参考にしてください。

(1)ラクザシリーズとは!?

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ラクザシリーズは、日本の卓球メーカー   「YASAKA」が発売している「ラクザ7」「ラクザ7ソフト」「ラクザX」「ラクザXソフト」「ラクザ9」「ラクザZ」「ラクザZエクストラハード」「ラクザPO」のことになります。

この8種類の中でも、通常の裏ソフトラバーから粘着ラバー、表ソフトラバーと幅広い層の卓球選手が使用できるラインナップになっています。

最近では、YASAKAのラバーといえば「翔龍」と「輝龍」といったテンション系粘着ラバーが人気ですが、ラクザシリーズも人気のラバーの1つです。

(2)ラクザシリーズを使っている有名選手

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まずはラクザシリーズを実際に使用している有名な卓球選手を紹介させていただきます。

▣選手名 【フォア面のラバー ・バック面の        ラバー】

▣マティアス・ファルク 【ラクザPO・              ラクザX】

▣英田理志【 ラクザZ・翔龍】

▣五十嵐史弥 【ラクザZエクストラハード・      ラクザZ】

▣吉山僚一【 ラクザ7・ラクザ7】

海外の世界ランク1桁のファルク選手から、Tリーガの英田選手や全日本ジュニア優勝の吉山選手まで、幅広い選手に愛用されていることがわかります。

(3)ラクザシリーズの特徴/メリット・                  デメリット

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続いて、ラクザシリーズの特徴や使用するメリット・デメリットを解説させていただきます。

♦ラクザシリーズの良い所(メリット)

まずはラクザシリーズを使用するメリット、良い特徴を見ていきましょう。

❶種類が豊富

ラクザシリーズの1つ目の良いところは、シリーズでラバーの種類がとても豊富なところです。

シリーズの中で合計8種類ものラバーがあり、それぞれ違った特徴を持ったラバーなので、必ず自分に合ったラバーを見つけることができます。

通常の裏ソフトラバーから、粘着ラバーや表ラバーなど豊富なラインナップなのが、ラクザシリーズの魅力ですね。

❷扱いやすいラバーが多い

ラクザシリーズの2つ目の良いところは、全てのラバーが比較的扱いやすいラバーであるというところです。

8種類もあれば1つや2つ「ちょっとこのラバーは使いづらいな」というラバーが出てきます。

ですがラクザシリーズは、どのラバーを使ってもほとんどの選手がめちゃくちゃ使いづらいというラバーはなく、安定して扱いやすいという声が多いです。

ですのでラクザシリーズのどのラバーを選んでも、失敗をすることはありません。

♦ラクザシリーズの悪い所(デメリット)

続いてラクザシリーズを使用するデメリット、良くない特徴を見ていきます。

❶比較的重いラバーが多い

ラクザシリーズの悪いところは特に思い浮かばないのですが、唯一あるとしたらシリーズ全体的にラバーの重さが重いものが多いということです。

ラバーの厚さが特厚で45グラムくらいであれば軽い部類に入りますが、ラクザシリーズは50グラム前後のラバーが多く、平均的に重いラバーが多いです。

ですので、ラバーに軽さを求めている方からすると、少し重く感じてしまうかもしれません。

(4)ラクザシリーズのそれぞれの種類の特              徴と値段・価格

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ここまではラクザシリーズ全体のことについて解説させていただきました。ここからは、ラクザシリーズそれぞれのラバーのスペックや特徴を解説させていただきます。

♦ラクザシリーズのそれぞれのスペックを比       較

▣種類【 値段(税抜)・ 重さ(特厚でカット            後)・ スピード/スピン/コントロール ・硬度】

▣ラクザ7 5,000円 ・約47グラム・                        11/14/9 ・45~50度】

▣ラクザ7ソフト 【5,000円・ 約43グラム・        11-/14+/9+ ・37~42度】

▣ラクザX 【5,200円 ・約55グラム・                    11/13+/10・ 45~50度】

▣ラクザXソフト 【5,200円・ 約50グラム・        10+/14/10+ ・40~45度】

▣ラクザ9【 5,000円 ・約49グラム・                    11+/13+/8+・ 40~45度】

▣ラクザZ【 5,200円 ・約53グラム・                    11-/14+/9 ・47~52度】

▣ラクザZエクストラハード【 5,200円 ・            約55グラム ・11-/14+/9 ・52~57度】

▣ラクザPO 【5,000円 ・約40グラム(中厚)・      10/9/9・ 40~45度】

❶ラクザ7の特徴

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ラクザ7の特徴は、回転がかかりやすいというところです。一発で決めに行くよりも、ラリーで安定して得点したいという方にオススメのラバーになります。

❷ラクザ7ソフトの特徴

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ラクザ7ソフトの特徴は、ラクザ7の回転量はそのままに、ラクザ7よりもスポンジが柔らかくなり、より安定性が増したラバーです。特にバックハンドで使いやすいと個人的には思います。

➌ラクザXの特徴

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ラクザXの特徴は、プラスチックボールに最適化されたラバーというところです。グリップ力に優れていて、掴む感覚がラクザ7よりも上がっています。

❹ラクザXソフトの特徴

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ラクザXソフトの特徴は、ラクザXに柔らかいスポンジを使用して安定感が増したところです。打球感が柔らかくなり、コントロール性も増したのでボールが思い通りのコースに飛んでくれます。

➎ラクザ9の特徴

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ラクザ9の特徴は、ラクザ7を基準に球離れが早くなるように設計されたところです。あえて球離れを早くすることにより、スピードドライブやミート打ちが打ちやすくなっています。

❻ラクザZの特徴

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ラクザZの特徴は、粘着ラバーで打球感が硬いところです。ラクザシリーズ初の粘着ラバーで、回転量とドライブの威力が格段に上がっています。

❼ラクザZエクストラハードの特徴

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ラクザZエクストラハードの特徴は、ラクザZよりもスポンジを硬くし、粘着の味を出しているところです。ドライブの威力が更に上がり弧線も高くなっているので、深い球が打てるようになります。

❽ラクザPOの特徴

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ラクザPOの特徴は、表ラバーであることと回転の変化をつけやすいことです。擦ればしっかり回転がかかりますし、弾けばナックルでスピードのあるボールが出る万能ラバーです。

(5)ラクザシリーズを使ってみた感想/                  レビュー

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最後に自分でラクザシリーズを使ってみた感想・レビューを紹介させていただきます。今回は代表して、「ラクザ7ソフト」と「ラクザZエクストラハード」のレビューをさせていただきます。

❶ラクザ7ソフトのレビュー

まずはラクザ7ソフトのレビューですが、ラクザ7ソフトは擦れば擦るほどしっかりと回転がかかってくれて、安定性抜群のラバーです。

台上処理やループドライブは安定感があって、安心してラリーができます。ただスピードドライブに関しては、あまりスピードが出ないので一発で抜ける感じはありません。

安定感を求めていて、ラリーが好きな人にはオススメのラバーです。

❷ラクザZエクストラハードのレビュー

続いて、ラクザZエクストラハードのレビューです。

ラクザZエクストラハードは、打球感はすごく硬いです。打球感が硬いラバーが好きじゃない人には向いていないラバーです。

ただし使いこなせれば、めちゃくちゃ重いドライブが打てるようになりますし、粘着ラバーなので回転もしっかりかかってくれます。特に下回転打ちが安定してくれました。

キョウヒョウなどの粘着ラバーよりも弾みますし、粘着ラバーの中でも使いやすいラバーなので、硬いラバーや粘着ラバー好きの方にはオススメです。

ただしラバーの重さがかなり重いので、パワーのない方は振り遅れたりするかもしれません。

♣まとめ

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今回は、ラクザシリーズの特徴やそれぞれの性能をレビューさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか!?

ラクザシリーズは8種類ものラバーがありますが、どれを使っても安定していてめちゃくちゃ使いづらいというラバーはありません。必ず自分に合ったラバーが見つかると思います。

また通常の裏ラバーから粘着ラバーや表ラバーまでバリエーションも豊富なので、ラバーで悩んでいる方は是非ラクザシリーズを使ってみましょう。

次回は、【ラバー編・その12】ライガンとライガンスピンの特徴や性能、2つのラバーの違いを紹介させていただきたいと思います。

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