スタートアップ経営者に必要不可欠なアビリティとは
新年、明けましておめでとうございます。
スタートアップ経営者、CxOたちに必要不可欠なアビリティ、それは365日フルタイム・ミッションドリヴン(使命駆動型)で生き続けられる不滅の精神と身体でしょう。
資質、素質、素養、スキルと書くと先天性/後天性の差が生まれてしまうので、より汎用的な「アビリティ」=能力や技量としました。先天的要因も影響し、かつ、日々の努力によって培えるものでもあるため。
スタートアップ経営者、とくにディープテックと呼ばれる事業体においては、技術課題を解決するために、トイレでも風呂でも唸り悩み続けて、数千万円の有利子負債を個人で連帯保証(*1)している状況下で、収支レポートをみたら資金ショートしそうになっててゲボ吐いても、一回寝たらケロッと蘇生して、また唸り悩み続けられるような不滅の精神と身体が必須です。
(*1) 経営者保証改革プログラムで23年3月から無保証になるとか。スタートアップ界隈がゲボで汚れない素晴らしいプログラムだと思います。ただし、創業5年以内。
新たな技術で社会課題を解決するための使命を掲げ、それに呼応した社会性の高い優秀なメンバーが集い、さらにその実現可能性が高まるという、ミッションドリヴンな正のスパイラルで事業の成長を加速させる事業体であるがゆえに、それを掲げ続けることができる精神と肉体が必要不可欠だと言えます。
世の中、体が資本だぞ
さて、掲題の件ですが、古代ローマの時代から「健全な精神は健全な肉体に宿る」と謳われ、「世の中、体が資本だぞ」と親戚のおじさんあたりから、冠婚葬祭のたびに言われた方も多いと思います。
一方、身体と精神の関係はワンウェイなものと考えており、精神がどれだけ先行しても、身体が脆弱ではついてこずオーバーフローして、途中で折れてしまいます。
『HUNTER×HUNTER』のゴンさんみたいにすべてを犠牲にすれば、あるいは可能かもしれませんが、しかしそれは「天武の才を持つ者が、さらに才を全て投げ出して、ようやく得られるほどの力」(by ネフェルピトー)。その後の反動は大きく、おそらく経営を続けることは困難となりましょう。
かく言う私は創業から8年間、エブリデー・ヘルシー・ガイです。風邪すら引いたことがありません。これもひとえに丈夫な身体に生んでくれた父母と、小学生のときに山猿のように駆け巡った信州の山河、中学&高校と雪降る寒い日でも朝練で筋トレ させられた旧態依然とした させてくださった田舎の環境や文化に感謝です。
スタートアップ経営者の皆さん、リスクテイクして参画を決意してくださった社員や投資家、出資してくださった事業会社の皆さんの期待に応え続けられるよう、今年も健全な身体、そして健全な精神を維持していきましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます
私たちアジラは、苦しいフィッシュカーブを乗り越え、事業拡大期に突入しており、各部門で積極的に採用活動をしております。
一度きりの人生、熱く生きたい皆様のご応募をお待ちしております。誰もが分け隔てなく、あと数十年後にはこの地球上から消えてなくなるわけで、何かやってから死にたいじゃないですか。
松陰先生もこうおっしゃっているわけで。
最後に、皆様のご健康とご多幸を心からお祈りするとともに、今年もステークホルダーの皆様がワクワクしてくださるAIテクノロジーを、粛々と社会実装して参る所存です。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
2023年01月01日
株式会社アジラ
代表取締役 木村大介
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