中安航太(tb)
トロンボーン奏者・中安航太が綴るトロンボーンに関わるアレやコレやドレや。
今後のライブ予定です。ぜひいらしてください。 ザ・エロージャズオーケストラワンマンライブ 2024年4月14日(日) ニューサントリー5(大阪メトロ・阪神・阪急「梅田」、JR「大阪」駅 徒歩8分) 開場 13:30 1st 14:00 2nd 15:00 チャージ:¥2,000(1ドリンク付) ※フード(ピザ、唐揚げ、ポテト、チーズ盛り等)、追加ドリンク 各¥500 〇お問い合わせ・ご予約 ニューサントリー5 06-6312-8912 大阪市北区曽根崎2-10-15 曽根崎
去年デビューの西洋美術。薄ーく美術史の本を読んだり、近所の小磯記念美術館に何度も足を運んだり、お勉強?中。 感覚的にピピンと来るのは現代アートで、何年か前に行った横尾忠則美術館は楽しかったけど、それ以外でも絵から受ける心の揺れ(大きな揺れから逆に凪まで)が面白くて。 「音楽と一緒で、今は数を目にする時期かなーと思ってるんです」 とお世話になってる学芸員さんに言うと 「さすが、その通りです!」と言われ、その気になってる最近。その一環でモネを観てきました。 近くで見たら絵の
この一年は、アントニオ猪木の一周忌も終わり、それぞれお別れの気持ちの整理をつけてきた1年だと思う。いろんな書籍が出たし、特集も組まれた。映画もあった。それらに接することで、現人神の不在を受け止めることができ、私も昨年秋の心の乱れを思うと、日常を過ごしているように思う。余談だが、猪木映画「アントニオ猪木をさがして」はネットで見る限り、賛否両論があった。高田延彦vs永田裕志の場外戦もあった模様。あれはタイトルの通り、精神的支柱の不在を受けて彷徨う人たちがただ探している映像をひたす
大層なタイトルだが、その大小に関わらず、生き方が変わる本というのに出会うことがある。ライフサイクルを変えた本、と言っても良いと思う。 ずっと本を読むのは嫌いではなかったが、好きなもの、好きな人、ある程度予測の範疇にある本を辿ってきたが、最近そうでも無くなってきた。とある小説家の方とお知り合いになり、作品を読んだりお話をしたり周りの方々と接することで、一歩を踏み出してみる場所が増えた。自分の中から出るものでやりくりしている、と言われることもあるが、そうだ、インプットの質を上げ
少し歳を重ねて、若干頭でっかちになった気もするけど、モノの対価や付加価値みたいなもんに喜ぶようになってきた。 安くてエエもんが買えたら嬉しいのだけど、お店のホスピタリティ、購入に至るストーリー、本なら情報以上の能動的になる何か、食べ物なら味以上の何か、いろいろあるけど、人の温度や文化的ぽい(あえてぽいと言う)のが嬉しい。 この前、むちゃくちゃ旨いチョコレート屋さんのケーキを店頭で食べた。むちゃくちゃ旨かったのだけど、旨いを通り越して、言葉にならず、店長に向かって、ああ、と
稀代のスーパースターが旅立ってもうすぐ半年。書籍や写真集が発売され、追悼イベントが催された。 書籍で言うと、原悦生著「猪木」と、斉藤文彦著「猪木と馬場」(これは正確には猪木後の本では無い)が猪木後に読んだ本の中で秀逸だった。斉藤文彦氏の事実確認が本当に凄かった。鈴木健想著「燃える闘魂 ラストスタンド」も晩年の猪木の生き様が生々しく描かれており、胸に込み上げるものがあった。そしてどの本も、それぞれ猪木との適度な距離感がとても心地よかった。 瑞何某著「闘魂60余年の軌跡」は、
おかげさまで、いろいろなバンドで演奏をさせてもらっているけど、どのプロジェクトに行っても、割とオーガナイズに関わることが多い。リーダーと一緒にメンバー集めたり、楽譜書いたり、構成考えたり。 特に狙ってやってる訳では無いけど、恐らく僕の大先輩が僕のアイドルの方の活動をそう分析していたのが、頭に残ってるのかも知れない。 本当は、 (カッコよく)吹ける (楽譜が)書ける (メンバーを)呼べる が理想だけど、今は (トロンボーンを)吹く (楽譜みたいなものを)書く (メンバー
大学生の時、21世紀を迎えた瞬間はレストランでアルバイトをしていた。大晦日の夜に入って、バイトを上がって店を出た時に感じた違和感。街並みは何も変わらないのに、昨日と全く違う空気が流れているというか、違う世界に来てしまったかのような、あの違和感。それを思い出した。 2022年10月1日は、まさにそんな大きな分岐点。 世紀が変わるように、元号が変わるように、猪木前・猪木後、と世界ははっきりと分かれている。引退しようが、格闘技に行こうが、政界に行こうが、闘病しようが、「猪木が
この前、同世代のライブハウスのオーナーと話していて、音楽をどう続けていくのか、みたいな話になった。 プロは言わずもがな、アマチュアミュージシャンだって音楽を続けるための関所がいくつもある。他にお仕事を持ってればどこかで責任を持つ事になり、家庭があれば家族の理解があり、子どもが居ればたくさんの同じ時間を過ごす。 ここ数年は疫病の影響も大きい。周りのアマチュアミュージシャンもそういった関所と折り合いを付けながら続けている。 個人的には音楽を続ける事ができれば嬉しいけど、その比
世の中の常識も大きく覆っているが、いろんな感覚をアップデートしていかないといけないなと思う今日この頃。結構思い込みやイメージで決めつけているものも多い。うまくアップデートできれば一番良いが、やっぱり実体験で「ハッ!」と気付く経験があると、とてもありがたい。 学生のころから一生懸命に音楽をやってきたつもりな自分も、やっぱり上記のようなことがあったわけで、狭い感覚で、わざわざ、実体験で「ハッ!」と気付ける機会を逃していたことが多々ある。ジャズにしても、トロンボーンにしても。そん
昨日ぼんやり考えていて、ふと気付いた。中学校から始まった音楽人生、今年辺りから新しいフェーズに入ったようだ。 そもそもコロナ前までは、やれブッキングだ、マネジメントだ、アレンジだ、練習だ、本番だと、ずーっと地続きで、なんなら並行して何本も重なっていて、振り返ったり整理するタイミングなんて年末年始ぐらいしか無かった。今思えば、あれはあれで充実していたけど、インプットの不足は顕著だ。だから経験値のみの成長だった。 昨年から、プロアマ問わず多くのミュージシャンの活動が減り、よく
それまでビッグバンド一辺倒だった僕が、高校生になったぐらいでコンボ編成へ興味を持ち出して聴き始めたのが、先日残念ながら亡くなったCurtis Fuller。ネットも無い時代、家と学校の往復の高校生が仕入れる知識なんて特になく、ジャズトロンボーンといえばJ.J.Johnsonかフラーの二択だったけど、昔からアーシーだったりホットな演奏が好きだったのか、ガツンと響いたのがフラーだった。あったかい音色、朴訥な感じ、全部好きになった。それからずっと僕の大事なアイドル。 所謂ジャズジ
どうもおもんないなと思いつつ無理やり骨格とバランスのところまで読み進めてみると、ある程度は普段から意識してやってたからだった。 ただ、理屈で理解できると安心はある。何箇所か怪しいところもあるので、それは変えてみよう。 体の使い方でエネルギーがより音楽へ向けることが出来るし、健やかな気持ちで演奏できるはず。単純に、腰が痛いとか、背中が張ってる、とかは、演奏の邪魔だ。 アレンジにしろコレにしろ、裏付けは必要。少し面白くなってきた。もう少し読み進めてみよう。
自宅でトロンボーンを練習することが多いが、ずーっと闇雲に音漏れを気にしており、ミュートを買ったり売ったり試したり、オープンで吹いても気を使って吹いて変な癖がついたり、何やってんだろう、という悩みも多い。 この2021年のゴールデンウィークは本当に予定が無く(リハ1個とレッスン1回のみ)、ふと思い立って「どれぐらい外に音が漏れてるか」を調べてみることにした。音漏れの具合を把握して的確な対策をすることで、1階のおっちゃんに笑顔で「今日も吹いとったなー!」と言われて「へへへ」なん
とある歌謡曲の名曲を(多分)サルサにアレンジしている。とても楽しい。ラテンをちゃんと整理もできてないけど、デラルスぽいから、多分サルサ…。僕のこれ系のリフのインプットは8割ぐらいデラルス。 中学校ぐらいの時に、タモリかなんかの番組で流れたサザンの「私はピアノ」のデラルスカバーが妙に耳に残ってて、ある時期にブワッと聴き込んだ。 そう言えばT-SQUAREも中学校でめちゃくちゃ聴き込んで、今でも好きだし、ライブで演ったりする。 若い時の濃い原体験って抜けないし、軸や糧の一つ
オンラインストアが出来ました! 先日制作したHiromi Satake Octetの CDを販売しています。 演奏とアレンジで参加しています。 レコ発にお越しいただける皆さまは ぜひ会場でお求め頂ければと思いますが 難しい方はこちらでぜひ、お手に取って 頂きたいです。 【Kota Nakayasu Web Store】 Hiromi Satake Octetのファーストアルバムです。 トランペット、トロンボーン、フルートの管楽器に カホンが加わったセクステット編成と、