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天職から天職に転職?

「天職」って言葉をあまり信じていない。
そもそも天職ってどんなことなのかも、よくわからない。

私は31歳にしては同世代よりも転職が多い方だと思います。
フリーランスとしても、他業種やってたなぁ。

事務、製造、営業と仕事内容は全く違うけど、「この仕事が天職だよ」と言ってもらったことがありました。
そんなオールジャンルいけそうなくらい能力も経験もないし、天職ってそんなにいっぱいある?と、ずっと感じていたような。
天職ならずっと辞めずに続けてるんじゃ‥?
というか、自分が思う天職を見つけるのも難しいのに、人の天職ってそんなに簡単にわかるのかな。

天職を探し求めて迷走する

自分の天職ってなんだろうと考えてた時期もあったと思うし、探してたこともあるけど、「天職」という言葉の魅力に盲目になっていただけだったな。

仕事内容がどんなに得意なことでも、好きなことでも、職場環境が劣悪だったら続かないじゃないですか。

職場環境が悪くなると、仕事で自分の能力を発揮できない(クオリティが下がる)→ミスやうまくいかないことが増える→仕事に行きたくなくなる→仕事が嫌になる みたいなループにはまってる人、いませんか?
こうじゃないループもあると思うけど、仕事内容だけで天職だなんて決められない。
環境に左右されない仕事なんてほとんどないと思うし。

仕事を探すときはどうしても仕事内容を先行して選ぶことになるし、環境は入ってみないとわからない賭けみたいなこともあるし、そのバランスが良い仕事を探すのは難しいですよね。
だから「自分の天職」で探すと迷宮入りして出てこれなくなりそう。

自分を活かせる場所を探す

仕事においては組織内で自分しかできないこと、自分が一番結果を出せそうなことがどこかを探しています。
どこかで「必要ない」と思われたらどうしようという危機感があって、誰が見てもわかる結果や数字を出さなくてはと、わりと必死にもがいています。

特に数字をつくることは、かなり必死。
数字が嘘をつかないし、誰が見ても評価できるものだから。

気がきくとか、コミニュケーション能力が高いとか、数字で表せないものは個人の感覚や価値観に左右されて、平等に見てもらえるものじゃないですよね。
数字に固執してるわけじゃないけど、どんなことでも組織にいればなにかしらの数字が付き纏うから、その数字を味方にできるように、そこそこ、いや、かなり努力してます。

天職だとしたら、そういうの考えずとも数字も、結果もついてきてると思うし、それでいうと私はまだ天職には出会ってない。

天職というわけではなくて、適職を探すのが早い方なだけ。
自分が活かせる場所はどこなのか、そのポジションを獲得できるほど、同僚と比べて経験と知識があるかどうかとか。
それは生まれ持った才能とかどうとかじゃなくて、ちゃんと自分なりに適職だと思ってもらえるように努力してるんだけどな。

目の前にいる"誰か"のために

仕事を続けるか、次へ進むかの大きな基準になるのが、私の場合は目の前にいる誰かのために働きたいと思っているかどうか。

その誰かは、自社商品を提供したお客さんかもしれないし、同僚や上司かもしれない。
時々に応じてバラバラだけど、「この人のために働きたい」と思える人が、ありがたいことに続いていると思う。

フリーランスから、再び組織の社員として戻ることに決めたのも、非常勤から常勤スタッフになることに決めたのも、"この人のために"という存在がいたからでした。

尽くしたい人がいる場所が、私にとっては天職になりうる場所なのかもしれない。

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