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映画『教誨師』

プロテスタント系の牧師(大杉漣)と死刑囚たちの会話劇。牧師の言葉は彼等に届くのか?

どうしても劇中の教誨師と、大杉漣を関連づけて観てしまう。終始穏やかな教誨師の中にある、意志や迷いなど僅かな表情と抑えた言葉の震えの中に見せる大杉漣。彼自身も戸惑っているように見え、それが最期の映画であったことも意味があったと感じる。


もう少し生きててほしかった。

死刑を否定するわけでもなく、肯定するわけでもなく、それ以外の何かを感じさせる会話劇。

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