20231017

 『琥珀のまたたき』に苦戦していて、気休めにリディア・デイヴィスの『ほとんど記憶のない女』(岸本佐知子訳、白水Uブックス)を読み始めた。これが滅法おもしろい。短い断章のようなエッセイ、小説、詩などが五十一篇。繰り返す思考や、屁理屈のような文がとても心地よく読めるのが不思議だ。この日記でも彼女のような文体を目指すべきなのかもしれない。

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