マッテオ・ガローネ『僕はキャプテン』少年たちの過酷な移民旅
2023年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品。2024年アカデミー国際長編映画賞イタリア代表。マッテオ・ガローネ長編11作目。セネガルからサハラ砂漠と地中海を超えてイタリアを目指す二人の少年セイドゥとムサの物語。漠然とした目的を抱えたままイタリア行きを決意した二人は、家族に伝えることなく過酷な旅に出る…くらいまでは良かったんだが、砂漠を超えるシーンの砂漠の美しい撮り方なんかはジャンフランコ・ロージ『国境の夜想曲』に似ていて、まさにヴェネツィア映画祭を意識したのかなぁと感じて