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当社が描く理想の未来ーロジックモデルを一部公開

はじめに

トークンエクスプレス株式会社は、企業のお客様に「理想の未来」を実現していただくために、事業を通じてインパクト(社会の変化)を起こす方法を日々ご案内しています。
そのような活動をしている当社自身も実は、事業を通じてインパクトを起こすために存在している会社です。創業4期目を迎え、当社がどのような社会変化を、どのような道筋で実現しようとしているか、インパクトの設計段階で良く用いられるロジックモデルという様式を用いてご紹介させていただきます。

トークンエクスプレスが目指すもの

トークンエクスプレス株式会社は、活動の大前提として、以下のビジョン・ミッションを掲げています。

  • ビジョン
    インパクトを、企業から

  • ミッション
    インパクト思考を提供し、企業が理想とする未来を実現する

当社では、このビジョン・ミッションの実現に情熱を持つ社員が集まり、これらに沿ったものかという判断基準にそって、すべての意思決定がなされます。

4期目を迎えた今だからこそ、ビジョン達成の道筋を具体化

当社は2019年創業で、創業から2年半ほどは個人事業の延長といえる状態でしたが、おかげさまで昨年から本格的にチームで事業をまわす体制になりました。
チーム体制に移行するに際し、
「ビジョンを実現する大きな道筋について、メンバー間で共通のイメージをもって、日々の行動判断が各自でできるようにした方が良い。」
こうした考えから、ビジョン達成の道筋を具体化しました。
この検討には、社員が全員集まっての1時間の会議を、週に一度ずつ、5回開催しました。

ロジックモデル

今回、ビジョン達成の道筋を検討するにあたり、ロジックモデルという様式を使いました。これは当社がお客様向けサービスの中で、事業を通じたインパクト創出の方法をコンサルティングする際にもよく用いる様式です。

事業を通じてインパクトを起こすためには、その第一歩として、どのような「道筋」でインパクト実現を目指すのかを設計する必要があります。その道筋はif - then の関係(もし~ならば~) という形で因果関係を整理することで設計できるのですが、その検討結果をわかりやすく伝えるためのツールとしてロジックモデルがあります。

トークンエクスプレス株式会社のロジックモデル(の一部)

それでは、トークンエクスプレスがビジョンを達成する道筋を描いたロジックモデル(の一部)を以下のとおりご紹介します。

トークンエクスプレスのロジックモデル(2023年1月)
画像を拡大して見たい方はこちらから

このロジックモデルでは、当社が掲げるビジョンに至る変化を短期・中期で設定しています。

短期的な変化は、下記4つの対象に焦点を当てています。
①支援先企業(その内部にいらっしゃる事業部門のチームや経営陣)
②支援先企業の顧客、取引先、求職者、投資家
③インパクトに興味を持つ企業全体
④当社の協業パートナー

中期的な変化は、お客様に向けたサービス提供(赤色)と、「インパクト」の創出を目指す企業の輪を広げるための活動などのその他の活動(青色)の両輪を通して実現する構想です。

実際のロジックモデルはさらに詳細な情報を含むものになりますが、今回はそこまでお示しすると情報過多になりますので、一部のみのご紹介とさせていただきました。
今後、当社の活動は、すべてロジックモデルに記載された社会変化を実現することを念頭に実施していきます。ぜひこれからも当社の活動にご期待ください。

ロジックモデル策定で社員が感じたこと

今回のロジックモデル策定を通じて、社員から以下のような感想をもらいました。

日々の活動がビジョンにどう繋がるかの理解だけでなく、ビジョンを達成する過程に、どのような社会的変化があるかを見える化することで、既存事業だけでなく新たな事業企画の検討をはじめる良い機会になった。

取捨選択の繰り返しの作業にとても意味があったと思う。必要な活動に注力をしようと思うようになった。

策定中、ビジョンを起点にしたバックキャスティング(逆算)で考え始めたが、事業・活動と繋げた時に『本当にここが繋がっているのか?間に漏れがないか?』など気づく点が多くあった。

忘れてはならならない、ロジックモデルはあくまでも仮説

私が当社を創業したのは、開発途上国における社会変化(インパクト)を目指して活動していたJICA時代からずっと感じていた、「企業からもたくさんのインパクトが生まれる世界を実現したい」と想いに基づくものです。
そのような経緯があるので、そのビジョンに共感して集まってくれた仲間とともに、当社が目指す社会変化をこのように言語化できたことに感動しています。
とは言え、ロジックモデルは前述した通りif-thenの集まりなので、仮説の集まりです。作って終わりではありません。
このロジックモデルという仮説があるからこそインパクトが出なかった時にどの仮説が間違っていたのか振り返り検証をすることができます。
これからも当社のメンバーと一緒にチームで、「理想の未来の実現」に向けて活動をしていてきたいと思っております。

筆者のTwitterでは、インパクトに関する企業の取り組みを紹介していますので、よろしければご覧ください。

本記事、及び当社にご関心ある方はこちらからお問い合わせください。


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