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好きなことをして生きていく

世間は連休ですね。みなさん如何お過ごしでしょうか。

よく好きなことを仕事にしろだとか、いや仕事に趣味は持ち込まない方がいいだとか、いやいや仕事とは人が嫌がることを率先して行って対価をもらうものだとか、まあいろいろ言われる訳です。たぶんどれも正しい。

個人的には、趣味を仕事に持ち込みすぎると、趣味が趣味でなくなっていく感覚があるので避けていますが、それも程度の問題で、趣味かどうかはさておいて、仕事の中で好きなものを見つけて行くことはすごく大切だと思います。

というか、仕事の中で好きなモノやコトを見つけられないと厳しい。まったく見つからないならもはや仕事は苦行でしかない。でも、天職に出会うとか、たまたまの偶然に仕事の中で楽しみを見つけるとか、そういう偶然性の話ではなくて、もっと積極的に、意図的に、仕事の中に楽しみって見つけられるよってことを知って欲しい。

自分の仕事を神の視点で俯瞰的に眺めてみたり、部分に分解してみたり、仕事をいろんな角度で整理することで、普段接している仕事とは別の要素が見えてきます。考えること、行動すること、振り返ること、やり直すこと、人と話すこと、身体を動かすこと、誰かに任せること、誰かを信じること、誰かによろこばれること、いろいろ眺めてみて、どれが自分にあった行為なのか、興味関心があることなのか、それを見つけて突き詰めていく。

苦手かどうかより、好きかどうか。あるいは興味関心があるかどうかが、生きていく上で、日常を豊かに前向きに進めていく上で、とても重要になってくると思います。好きでさえあれば、実現に近づいていくし、仮に上手く行かなかったとしても、きっと努力したり苦労したりしていること自体がまた楽しいでしょう。

ただ、気をつけておきたいのは、表層的な好き嫌いではないということ。一般論から言って、仕事は表層的には楽しくないです。なぜならやらなければいけないことがたくさんあるから。自分のペースで進められることばかりではないから。これは仕事の仕事たる所以なので仕方がない。ただ、そういう表層の話ではなく、その仕事を構成する要素をどれだけ好きかどうか。そういうところを見つけて愛せるかどうか。

いやそこまでしないと好きになれないなら仕事を変えればいいんじゃないの?というのも至極真っ当な意見だと思いますが、偶然の巡り合わせでもない限りは、なかなか好きな仕事には巡り会えないというか、結局表層でしか見られないうちは、どの仕事をしても好きになれないんじゃないかと思っています。

別にこれは仕事に限った話ではなくて、他のことでもおんなじで、「好き!」や「面白い!」や「興味深い!」という探しものが上手いか下手かで、生きやすさが変わってくるって話だと思っています。テクニックというより、心掛けとか、発想とか、行動が大事だと思います。

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