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英語で仕事を始めて、デザイナーから少し距離をおいた2018年の振り返り

2018年を振り返ってみると4月の転職に始まり、今年は色々と大きな転機だった。家族にも色々と不幸があり、健康でいられることの大事さにも気付かされました。最終的にはここ数年間、自分自身の中で感じていた閉塞感をなんとか解消できた一年になったのかなと思います。

3つのステージ

さてこの一年、クリエイティブディレクターという大層な役割を授かって奔走していたのですが、自分の中では大きく3つのステージがありました。

①初期: プロジェクト、チームにフィットする
②中期: プロジェクトを回す、台湾立ち上げ
③後期: 採用活動と組織力の強化

1. プロジェクト、チームにフィットする

大学で留学をしていたものの、実務で英語を使用するのは初めての経験だったので、実際に始まるまではとても不安でした。

無料体験のSkype英会話授業を空いている時間にとりあえず入れれるだけ入れました。ビジネス的なやりとりはSlackを通してなるべくコミュニケーションを取る、文章(Google翻訳感謝🙏)・図などを準備して会議に臨むなど。英語が完璧ではない自分には、細かくカバーする必要がありました。

また、代表の紹介で入社が決まっていたので、コネ入社で変なやつが入ってきたと思われたくないがために、この時期は仕事量でもかなりカバーしました。(別件でアプリのデザインを受けていたのでかなり大変でした。。。)

その甲斐合って、入社2週目の時点でチームから、「ケンが入ってからチームにポジティブな流れができたね」とcomplimentをいただけました。炎上しかけてた案件も無事鎮火、何か焦げ臭いところがないか常に動き回っていたらいつの間にか3ヶ月経っていました。

ここまで動けたのも、責任感を持って自分ごととして捉えられていたこと、ここで頑張らないと家族を守れないという覚悟があったからではないかと思います。(やらかして複雑な状況を英語で説明するより、自分が泥臭くてもやりきってしまう方が楽だと思っていたのも功を奏しました。)

2. プロジェクトを回す、台湾立ち上げ

もともと忘れっぽかったり何かと発散しがちなので、もともと管理は苦手な方だと思っていました。なぜ今回うまくいったのか振り返ってみると、いくつか自分のスタイルにハマった管理方法にたどり着いたからなのかもしれません。一つ例を挙げたいと思います。

僕は基本的にスケジュールは全てGoogleカレンダーで管理します。その予定が絶対で、それ以外だと基本忘れます。なので家族行事も会社用のGoogleカレンダーに全部入れています。
今回それ以外にQurate入社を機に使い始めたツール、Basecampがあります。

これで毎週月曜朝に通知を設定し、その週やることを強制的に決めてチームに共有しています。カレンダーに予定を入れていても、とりあえずやることを書き出す、(そして今週はやらないことも)タスクリストにして再確認することを習慣化しました。すると不思議なことに、月に1回でいいので土日の時間をつかって時折棚卸しさえしていれば、全てのプロジェクトが問題なく管理できます。
できなかった時は、なぜ定めたタスクが出来なかったのかを自分で振り返りさえすればよいと思っていて、それが続いて入ればヘルプをお願いするようにしました。

台湾については、台湾での会社設立の仕方も含め、いずれ別にまとめたいと思います。

3. 採用活動と組織力の強化

組織力の強化について強く必要性を感じたのは、Quandoの下岡くんと台湾を訪れた際に話したのがきっかけかなと思っています。

スタートアップ初期って個々人のパワープレーでなんとか成長できるけど、大きくなっていくにしたがってそれだと限界があるな、って身を以て感じていた矢先だったからすごく新鮮だった。文脈が少し違うけど、赤魔道士的な人がいると序盤はなんとかやり切れる。

小さいチームでもここまで考えているのにうちがやらなくてどうするんだと思って、飲み会の後に人事や採用について調べたのを覚えている。
その時はまだ人事という業務を理解していなかったし、大企業でなぜ優秀な人が人事に配属されるのかなんて知る余地もなかった。(そこからメルカリの人事・採用関係の記事を読み漁って、メルカリの凄さを改めて実感することになる。)

組織力の底上げのために、昨年中に色々と種は撒いておけたと思います。大きくなってきたチームの襟を正すために、ビジョン・バリューやカルチャーを再度練り直そうと代表にお願いをしました。なぜ自分たちはここに集まっているのかという理由を皆で共有しておけば、個々人の下す決断にブレが少なくスピードをもって動けます。またインセプションデッキを使って、プロジェクトレベルでも統制を取ってみようというところまで漕ぎ着けました。

採用に関しては、ほぼ独断で色々と動かせてもらいました。自分が欲しい人材を明文化して、いろんな媒体の資料を集めて、無料で始められるものはとりあえずやってみた。結果的に優秀な人を2名、無料で採用できたので非常に満足しています。

採用関係でまだできていないのが、技術職の採用面接の設計。何を質問し何を聞きたいか、必要なロールの明文化(誰が面接を担当しても8割程度同じ人員が最終面接にまで進めるような基準)が必要だと思います。

これについては基準を明確にして、不完全な形でも今年の前半で仕組み化してしまおうと思っています。

最後に

昨年は組織力の最大化を目指して動いてきましたが、僕の力不足もあり、まだまだ人が足りていません。Qurateでは一緒に働く仲間を募集しています。


最後まで読んでいただきありがとうございました。 書籍の購入など、さらなる情報発信のために使わせていただきます!