交流スペース勿来（なっくる）は、福島県の浜通りの最南端の町、勿来にあります。桜の名勝地、勿来の関公園の坂の途中にあります。

平安時代、武将、源義家が戦を終えてこの地を通りかかった際に詠んだ句が今に伝えられています。

吹く風を　勿来の関と　思へども
道もせに散る　山桜かな

「来てはならない（来る勿れ）」と呼ばれるところにも、桜が風に吹かれて舞い散り、道いっぱいに花びらが敷き詰められていることよ。

とても風流な歌ですね。

なぜ来てはならないのかというと、当時、東北には、蝦夷という豪族が支配しており、関東以南への侵入を防ぐために関所が設けられたとされています。

そんな勿来の関のすぐ近くにあるのが、当施設のなっくるです。発酵食ランチを提供しています。日本古来の発酵食をふんだんに利用した、とっても体にいい食事です。

カフェといいながらも、お料理は料亭レベルのクオリティだと自負しております。というのも、料理に使われている発酵調味料はすべて手作り。お米は、オーナー自ら乳酸菌を圃場に投入して土の力をパワーアップさせてつくった発酵米を使っています。野菜は、障がい者の皆さんのお力を借りながら、汗水流して育てた作物をメインに使っています。

しかも、「発酵ソムリエ」の資格を持ち、福島県発酵文化のガイド役を担う「美を醸すふくしまナビゲーター」栗原麻美と米野菜農家のシェフ達が、一食一食丹精込めて手作りしているのですよ。

自分たちが本当にいいと思う自信作をお出ししています。ぜひ食べに来てくださいね！

そして、併設する交流スペースは、あなたのクリエイティビティにより、いかようにも演出いただけます。当施設は、旧国民宿舎を利用していますので、多少古さは否めませんが、自由に何かをやりたい！公民館や既存の貸しスペース、レストランだと制約が多い！という方には、もってこいの場所です。

ライブパフォーマンス、研修、セミナー、展示会、商談会、リクルート説明会、ワークショップ、パーティ、絵画や写真の個展、楽器や合唱の練習会、合宿、ヨガ教室、映画撮影の拠点など、あらゆる用途にご利用いただけます。

海が見える緑豊かな立地。勿来の関へのウォーキングも気分転換になります。

ぜひ勿来に来てください！