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シャクレルプラネット ~タカラトミーが犯した罪~

はじめに

タカラトミーは誰もが知る日本有数の玩具メーカーです。トミカ、プラレール、リカちゃん等、有名な商品を多数販売しています。
そのタカラトミーが大きな問題を犯していたのです。

シャクレルプラネットとは

2016~2021年頃に販売されていたカプセルトイ(いわゆるガチャガチャ)のシリーズです。大ヒットして10種類程のシリーズが展開されました。
商品の特徴は『動物等のキャラクタを「シャクレ」にしている事』、ただそれだけです。
販売元はタカラトミーの子会社、タカラトミーアーツです。電通テック(現 電通プロモーションプラス)と共同し「パンダの穴」というブランドで販売していました。

タカラトミーが犯した罪

「シャクレ」とは実は「下顎前突症」という病気なのです。骨格の成長異常のために下顎が上顎の前側に出るのです。その容姿の特徴を揶揄する商品を、日本有数の玩具メーカーが全国で販売していたのです。

容姿の特徴にコンプレックスを感じている方もおられます。審美面の問題だけではありません。嚙み合わせの異常があるため、咀嚼・嚥下に問題が生じる事もあるのです。治療には長い期間をかけて歯列矯正を行い、外科手術が必要な場合もあります。大変な病気なのです。

子供が誰かの容姿を揶揄うのとは訳が違います。

日本有数の玩具メーカー タカラトミーの子会社、タカラトミーアーツが
「下顎前突症」という病気の特徴を揶揄する商品を
「シャクレは進化だ」というキャッチコピーで
全国津々浦々のガチャガチャコーナーで
5年以上も販売し続けていたのです。

タカラトミーの対応

私は一般企業に勤める平凡な会社員ですが、この商品が問題視される事なく販売され続けている事を疑問に思っていました。そして2019年の末頃、ツイッターで販売中止を求める訴えを始めました。

ほんの少しずつではありますが訴えの輪は広がり、多くの方に賛同をいただきました。辛い思いをしている、こんなものは許されない、そんな声を多くの方から上げていただきました。ですがそんな声もむなしく、新シリーズの発売は続いていました。

しかし2020年の年末に、大きな動きがありました。
「パンダの穴」ではシャクレルプラネット以外にも多数の商品が展開されています。
ところが「パンダの穴」公式サイトからシャクレルプラネットだけが削除されたのです。それまではシャクレルプラネット専門サイトの様相であったにも関わらず。看板商品が突然「無かった事」にされたのです。

「パンダの穴」サイトは「シャクレルプラネット」の情報が完全に削除された状態で、今も運用されています。

最後に

この問題は大勢の方が知るべき事と思っています。同じ様な問題が二度と繰り返されない事を願っています。この記事がそのために役立つことを心から願っています。
下記のブログでも詳しく問題点をあげています。ご興味を持たれた方はどうかご一読ください。



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