Taka

最後のゆとり世代。独断と偏見で好きなものの感想を書き綴る。

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最近の記事

岩壁音楽祭2022

どうしても岩壁音楽祭2022 で、ena moriの日本初パフォーマンスを見なければいけない理由があった。 2021年の元日。初売りも同窓会も2日からが定番の地元に帰省中、暇を持て余し唯一開いていたスタバでパソコンを眺めていた。 新年特有の謎の向上心に満ち溢れながら、いろんなサイトのあらゆる記事を読んでいると、イギリスの音楽メディア・NMEが2019年にローンチした、アジア版・NME Asiaの「The 25 best Asian albums of 2020」という記事

    • 東京事変「音楽」

      「老いも若いも多弁であれ」 事変がこれほど直接的にポリティカルだったことが今まであっただろうか。そう聞こえるのは、それとも、解散から9年が経ち高校生から社会人になった自分の環境の変化か―。WBSのタイアップ曲にしてアルバムのリードトラックの「緑酒」、曲のすばらしさやなによりも、東京事変そして椎名林檎は、事変がいなくなった世界を今日まで生き抜いてきた自分たちの労をねぎらい肯定してくれているかのような心強い曲だ。8年も活動が停止していたとは思えないほど、今の日本の状態を見事に描

      • 中村仲蔵と報道ステーション

        3月最後の金曜日、中野サンプラザホールで六代目神田伯山とクリープハイプの共演。 音楽と講談の異種格闘技戦に、6代目神田伯山の講談師としてのスゴさをみた。 緊急事態宣言が明け、主催する方も参加する方も久しぶりのライブということもあってか、開演15分前の18時30分になっても入場列は伸びるばかりで定刻には始まる気配は無し。 無事に入場を済ませ、チケットと座席表を照らし合わせて自席を探すことにすら、懐かしさを感じていると、約10分押しで神田伯山と尾崎世界観の2人がステージに登

        • 頭上げろ: NODA•MAP フェイクスピア(ネタバレ有)

          汚い池袋の高尚な文化的空間こと、東京芸術劇場プレイハウスでNODA・MAPのフェイクスピアを見た。伏線が張り巡らされた壮大なアハ体験のような野田秀樹の作品の虜になり、見るのはこれでもう6回目。 野田の得意なシェイクスピアに絡めた、フェイクな情報が蔓延する現代社会の風刺劇だろうという片手間な予想だけで臨んだら、見事に全然それだけじゃなかった。 題材は、1985年に起きた日航機墜落事故。終始繰り返される「永遠プラス36年」というセリフや、突然出てくるスーツケースなど、当時を知

        岩壁音楽祭2022

          森、道、市場

          愛知県のフェス「森、道、市場」に初めて行ってきた。 海外アーティストのいないGreenroomから、ラインナップの良さでFFKTに乗り換えたら伸びた緊急事態宣言のために中止になった末にたどり着いた森道。今まで行ったフェスの中でも上位に入るくらいよかった。 「5500円で一日遊べて東京から日帰りできるフェス」の友達の誘いやすさたるや。フジロックは高いし手ぶらでいくには過酷。サマソニは行きやすいけど、コンクリートの照り返しとか帰りの京葉線の激混み具合とか、東京にいることを忘れ

          森、道、市場