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新しい高齢者の定義を考える

(はじめに)


 
今年平成30年(2018年)1月発行の学士会報第928号に、大内尉義(やすよし)氏の「新しい高齢者の定義に関する提言と意義」に、非常に同感しました。以下抜粋するので、皆さんも読んでいただければ幸いです。
 

1.    大内尉義(やすよし)氏の「新しい高齢者の定義に関する提言と意義」抜粋


 
・・・わが国では近年、六十五歳以上という高齢者の定義が現状に合わない状況が生じている。高齢者、特に六十五~七十四歳の人々は、まだまだ若く活動的な人が多く、高齢者扱いすることに対する躊躇、されることに対する違和感は多くの人が感じることであろう。 ・・・日本老年学会と日本老年医学会は合同ワーキンググループを作り、・・・従来の六十五歳以上とする高齢者の基準を十歳上げて七十五歳以上とする提言を行った。また、超高齢者の定義については、従来通り九十歳以上ということも併せて提言した。・・・従来、前期高齢者と呼ばれた六十五~七十四歳の年代を、・・・准高齢者と呼ぶ案を採用した。・・・高齢という言葉をあえて残したのは、六十五歳という年齢が心身の衰えを感じ始める年代であることから、真の高齢期までの十年間に、健康や経済的なことなど、いろいろな面から準備をしておほしいというメッセージを込めたからである。この七十五歳という年齢が高齢者の中で転換点になることは老年医学の臨床現場でよく経験されている。・・・
 
ということで新しい高齢者の定義は次のように提言されています。
    65~74歳: 准高齢者
    75~89歳: 高齢者
    90歳以上:超高齢者
 
皆さん、これなら日本の現状に合っているように思いませんか?
 

2.    でも、これらの名前が長いので、下のように定義したらどうでしょう


 
なんだか江戸時代の役職みたいですが・・・。
 
    65~74歳:准高齢者 → 初老
    75~89歳:高齢者  → 中老
    90歳以上:超高齢者   → 大老
 
これ私が考え付いたと思ったのですが、国語辞典にちゃんと載っているようです。でも、上の定義の年齢とはかけ離れていますが。その、国語辞典によると
    「初老」・・40歳頃
    「中老」・・50歳過ぎ
    「大老」・・尊敬されている老人の呼称
 

 

3.    さらに、もっといい超高齢者の名前がないかと考えました


 
私は、平成30年(2018年)1月13日に上述の1の記事を紹介した後も、さらに平成30年(2018年)2月7日もっといい超高齢者の名前がないかと考えました。
 
    65~74歳:准高齢者 → 初老
    75~89歳:高齢者  → 中老
    90歳以上:超高齢者 → 大老 → 長老 → 超老
 
大老というより、超老というのはどうでしょうか。
 

(おわりに)


 
皆さん、新しい高齢者の定義と名称、どう思いますか?若い人にはあまりピンと来ないかもしれませんが、アラカン以上の読者の皆さん、何がいいでしょうか?
 
 
 
平成30年(2018年)1月13日 随筆
平成30年(2018年)2月7日  加筆
令和5年(2023年)11月6日  加筆
 
 
*なお、冒頭の「幕末の大老井伊直弼」の絵は、下記のURLのWikipediaから引用させて頂きました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E4%BC%8A%E7%9B%B4%E5%BC%BC
最終更新 2023年10月26日 (木) 17:48

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