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要らない本を売っていたら、人が喜んでくれるシンプルな方法に気づいた話

とても迅速な対応で、梱包もすごく丁寧で、新品のようでした!
とても嬉しい気持ちになりました。
ありがとうございました!

先日、メルカリで本を販売したときに頂いたコメントです。これを読んで、考えさせられたんです。

最近、こんな風に他人を「とても嬉しい気持ち」にさせたこと、あったかなぁ…と。


「自分にしかできないこと」をしたいけど

家族や友達、仕事などの関係者から感謝されることは、日常的にある人も多いと思います。でも、他人に感謝されることって、そうありません。

一方で、ふとSNSを見れば、多くの人を楽しませている成功者が、たくさん目に入ってきます。

なので、自分も「人気インフルエンサーになって、皆に夢を与えたい」とか「面白い作品を作って、多くの人を喜ばせたい」とか考えたくなります。

何者かになりたい。
「自分にしかできないこと」をしたい。

でもそれには、時間も努力も必要です。

僕も時々、創作やnoteを公開してますが、渾身の投稿に反応がなく、淋しい気持ちになることもあります。時間をかけても努力しても、思い通りにいかないことは多々あります。

努力の方向性も大切ですし、運も重要なのでチャレンジする回数も必要。誰でも簡単にうまくいくものではありません。

世の中、世知辛いですね😟


何が「とても嬉しい気持ち」にさせたのか

でも、冒頭の感謝の言葉をもらえたのは、ただ家にあった本をメルカリで売ったから

本そのものは、カバーを掛けたり厳重に保管していたわけでもない、普通の本。強いて言えば、「丁寧に梱包して、期日通りに発送した」だけ。

そのたった数分の手間で、誰かに「とても嬉しい気持ち」が生まれた。それって改めて考えると、凄いことだなーと思ったんです。

丁寧な梱包や、早めの発送なんて、誰にでもできます。でも、それが喜ばれるということは、それをしない人がたくさんいる、ということ。

これは、発送や梱包以外でも感じました。

商品の写真が適当だったり、商品説明が雑だったり、威圧的だったり。ほんの少しの手間で改善できそうな部分を、本当によく見かけます。

購入する立場になってみれば、写真は綺麗な方がいいし、説明は丁寧で優しい方がいい。当たり前なのに、そうしない人がたくさんいる。

だから、「誰にでもできること」を誠実にやるだけで、喜んでもらえるのだと気づかされました。


「誰にでもできるけど、みんながやらないこと」

この気づきは、よく考えると色々なことに通じてます。

例えば、noteのようなブログ記事へのコメント。
コメントなんて、思ったことを書くだけです。

でもnoteでコメントすると、ほとんどの方が、本当に嬉しそうな喜びの返信をくれるんです。長文の返信を頂くことも珍しくありません。

これは、大多数の人が「いいね」だけで済ませて、コメントしないからだと思います。だから、ちょっとした感想が、すごく嬉しいものになる。

誰もがスマホを持つ今は、発信者が多すぎるので、受信者の需要がすごく大きい状態なのかなと。

なので、面白いなとか、素敵だなと思える記事に出会ったら、コメントしてみると良いかもです。僕は時々するようにしてます。


他にはSNSやブログの投稿内容にも言えそうです。

ネット上で投稿し始めて、初めて長文の感謝コメントをもらったときのことは、今でも覚えています。

それは、ハンドブレンダー製品の比較記事でした。

僕がハンドブレンダーを買った時、いくつか製品を調べて比較したので、その内容を投稿してみたんです。すると、熱い感謝の言葉が届きました。

この記事がなかったら、優柔不断な私はこの週末ずっとハンドブレンダーを探していたと思います。
本当にありがとうございます!!!
一言お礼を言いたくて、ご連絡させていただきました。

(長文コメントから抜粋)

僕は、自分が購入時に調べたことを文章にしただけです。誰でもできる、地味で簡単な作業。

でもそのおかげで、この人の週末が、楽しい時間に変わったんです。そう考えると、実はとても価値のある作業だったんだと思えてきます。

「誰にでもできるけど、みんながやらないこと」は、誰かにとって嬉しいものになったりするんですね。

(ちなみに、その記事からは300個ぐらいブレンダーが売れました)



…という感じで、「誰にでもできること」を誠実にやるだけでも、誰かに喜んでもらえることに、改めて気付かされたお話でした。


他の人にはできない、「自分にしかできないこと」に向かう意志は素敵だし、僕も持ち続けたいです。

でもそれは、きっと長い道のりになります。

なので時々こうしてちょっとした行動で、誰かが喜んでくれるのを感じてみるのも、良いかもしれません。

その喜びが巡り、広がっていけば、この世知辛い世の中も、少しは生きやすくなるのかなと。

もしこのnoteが、そうした喜びを1つでも増やせたなら、最高に嬉しいです。


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