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やめた習慣、はじめた習慣

「わたしの習慣」というテーマで書きたいと思います。
次の記事をこのテーマに定めたとき、ふと「習慣ってなんだ?」と考えてみました。

長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。「早寝早起きの―」
その国やその地方の人々のあいだで、普通に行われる物事のやり方。社会的なしきたり。ならわし。慣習。「盆暮れに贈り物をする―がある」
心理学で、学習によって後天的に獲得され、反復によって固定化された個人の行動様式。

goo辞書より

なるほど。意味からひも解くと、意識する事がなくなるくらい日常に溶け込んだ所作の事を指すのかな、と。
本記事では自分の生活の移り変わりを思い出し、やめた習慣とはじめた習慣を書いてみたいと思います。

やめた習慣

やめた習慣はネット上での配信活動です。とはいえ、辞めたのはもうだいぶ前のこと。

配信をするのは決まって夜中でした。
夜中の方が人が集まるから、一番自分の時間が取れる時間帯だから、など様々ありましたが結局一番さみしい時間帯だったのだと思います。

ほぼ毎日配信をしていて、1回あたり短くても1時間ほど。内容はただの雑談で視聴者のコメントを拾いつつ、日常の話をする。
配信が終わっても、その時の視聴者と通話をつないでグダグダと会話することが好きでした。

書くだけならすごくシンプルなのですが、配信が習慣化してくると、それがないと生活が成り立たなくなってきます
毎晩、自分の話を聞いてくれる人たちがいて、たいていの場合は通話で直接会話をする。このように寂しさを補完することで毎日を過ごしていました。事実、配信をせずに寝ようとするときは決まって寝つきが悪かったのを覚えています。
そういう時は、気を紛らわすためにまた配信をする、という負のサイクルでした。

このように悪影響のある習慣については、なかなか断ち切るのが難しいと思います。私の場合は単純に仕事の都合などで年々忙しさが増していき、配信をする時間が取れなくなりました。
それでもなんとか配信の時間を取っていた時期もありましたが、定期的な配信でないと人も集まらず、盛り上がりに欠けることが増えて徐々に億劫になってきました。

かなりの年数が経過し、今では配信用の器材も捨ててしまいました。
引っ越しの時に新居に持ち込むか悩みましたが、結局ごみとして捨ててしまうことに。
物理的な手段を断ち切る事で、完全に「やめた習慣」となりました

はじめた習慣

はじめた習慣は「勉強」と「読書」です。なんだか義務教育に戻ったような話ですね…。
配信活動のようなネガティブな習慣は本当に無意識的に行っていたのですが、勉強と読書は意識的にやっています

働くようになって日々の生活で自分の無知さにストレスが溜まるようになりました。打ち合わせなどで技術的な質問が答えられない、社会的な話題についていけない、などですね。
このストレスに耐えきれなくなったのと、「本を読んで勉強している社会人」がかっこよく見えたので何とか習慣化できないか、と始めました。

勉強については資格勉強がメインです。
毎年二回、春と秋に色々な資格の試験があるので、それに向けて数か月前から資格勉強をするようにしています。

・まずは資格用の本を購入し、それをひたすら読む。
・本の中に練習問題があれば解き、それで足りなければ問題集をやる。
・模試を解いて、正答率を上げる。

この順で、毎日2~3時間ほど勉強時間を設けます。
と言いつつ最近は慣れてきたこともあって、受験頻度も落ちてきましたが…。

割とうまく習慣化できていて、試験直前は土日はすべて勉強している気がします。
毎回、徐々に完成度を上げていく感覚があって、試験が終わった後の解放感がすごいです。
試験後にその時一番食べたいものを外で食べる瞬間のために頑張っています。

読書についてはジャンル問わずとにかく読みます
読書を趣味にしよう、と考えてから書店に行く頻度が上がりました。

小説のコーナをとにかく色々見て、パッケージが好みな作品を手に取ってみる。背表紙の内容紹介と中身を少し読んで、文章が読みやすいと思ったら買ってみる
小さな悩みを抱えている時期はビジネス書、自己啓発本コーナに行きます。胡散臭いのは横にのけて、今の悩みって何だろう、と考えながら気になるタイトルを探します。いくつかを手に取って、中身をざっと見て気に入ったら買ってみる。

こんな感じで月に数回本を買うようになりました。
読む本のジャンルは何でも良いことにしていますが、やはり小説が多いですね。それで知識が身についているのかは怪しいですが…。

一時期は本気で読書に取り組んで、週に1冊以上を読んだ年もありました
ただ世の中には一日1冊本を読む人も居るらしく、上には上がいるな、と実感します。

数年前に読書記録を残した写真

まとめ

やめた習慣、はじめた習慣を見直すと、思考の変化が見えてきます。
習慣とは意識を強く投影する気がするので、考え方の移り変わりが見て取れますね。

本記事を書きながら、過去の私は自分のための時間を大切にする、という感覚がなく、人と接することで安心感を得ていたのだなと考えてしまいました。
後は単純に寂しがりやだったのだろうな、と。

また、「勉強」と「読書」をはじめるきっかけだった、自分の無知さへのストレスは大分軽減されました。
年相応の知識が身についてきて、前に比べると仕事の中で劣っていると考える事は少なくなりました。

「勉強」と「読書」を習慣化することで、人間的に自立して一人の時間を楽しめるようになり、良い影響が出ているように感じます。
思考が習慣に反映される事もあると思いますが、習慣が思考を変える事もあるのだと思います。

今後の人生を豊かにできる習慣をはじめたいものですね。

#わたしの習慣


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