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ep.4 勘違いの1年間

「将来自分はキャリアウーマンになる!誰にも頼らずに自分で稼いだお金で生きる!」
それが大学1年生までの自分の人生目標

大学に通いながらもバイトのために
全休の日を作って
朝7時から働いて24時頃まで働いて
バイトが終われば友人の家に行ったり
カラオケ行ったり、
どっかで夜を明かしてまたバイト行ったり
週1回の休み、週6回のバイト
それがかっこいいと思ってた19歳
「大学生なんて家に帰らないでしょ?」
人生の夏休みを謳歌していたようだった。

自分の中のカッコつけと
同時に当時強く思っていたのは
「働かないと生きれない」
家庭は家計が苦しくお金で
両親と揉めることが多々あった。
両親はお金にだらしなかった。

ただ両親は口を揃えて
「家庭が苦しくなったのはお前が私立に通ったからだ」
という。
それは事実。
自分が第一志望の都立高校に合格できなかったからだと。
けれどもクラスの中で私ともう一人以外の生徒が塾に通う中、
自分は通わせてもらえず塾に通う友達からテキストを借りて勉強していた
当時の自分にとっては屈辱的で悔しくて今でも忘れられない日々だった。

だから見返してやろうと思っていたが
結局第一志望に合格できず
私立の学校へ進学した。

決して私立の学校が
つまらなかったわけではない。
むしろ進学して良かったと思っている。

もちろん今の旦那さんにも出会ったのは
高校だったので
あの時進学していなければ
旦那さんにも出会えていない。

だけれども
私が不幸なのは家のせいだ。
家族のせいだ。
社会のせいだ。
そんなふうに思って生きていた19歳

全くの勘違い野郎ですね。

全ては自分が作り出していた環境なのに、と。

そして

そんな時にやってきた妊娠という壁

そして突然やってきた結婚。

義家族との出会い

自分は何か持っているのだろうか?

19歳の冬、大学1年生の終わり

早い、早すぎる、決断の時

この転機が自分の勘違いの1年を変えてくれた



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