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【靴】理想のフィット感を探るコツ

こばです!

自分に合った靴と履き味

というのはアバウトすぎて存外に難しいものです。
試しに3秒で具体的に言葉にしてみてください

はい!難しいですよね?

ただ、ハーバード大学医学大学院に掲載されている
【足に合う靴の買い方8項目】というものの中には

・自分の感性を大事にしてください!
・自分がどう感じたかが大切です!

というニュアンスで書かれています。


主観的であればあるほど難しい

正直、好みの履き味を言葉にするのは難しいと思います。

・ これが本当に快適?
・ もっとどうなったら快適?

というのを常日頃から考えている人は問題ないと思うのですが
普段気にしていなかったことに対して急に、色々なことを考えてしまったら
頭の中がこんがらがってしまうでしょう。


そこで今回は、アシックスから出ている書籍
【究極の歩き方】より

理想のフィット感を探るコツをご紹介します。

実際にチェックしてみましょう!


まず、試したい靴を履きます。
次に以下の条件に当てはまるかチェック!

1 両足で立った時に足・靴に微妙な隙間がある
2 片足立ちをすると、足にピッタリフィット
3 靴が土踏まずの形に沿ってしっかりサポートされている

これらに該当した時、それが理想のフィット感だそうです。

理想のフィット感

本に載っていないことの補足

なぜこの方法が良いのかと言うと、足のアーチや組織はたわむからです。
足は以下の画像のようにアーチ構造になっています。

画像2

そんなアーチ構造の足には、これら3つの条件が関係しています。

1 力がかかるとたわんで沈み、力が抜けるとアーチが持ち上がる
2 足には軟部組織が多く、力がかかるとグニュッっと押し広がる
3 歩行は【片足立ちになる動作】


足に上から力がかかると、足の様々な組織が押し下げられて
【足は前後左右に広がります】

画像3


片足立ちになるということは

片足立ちになると、両足で立っている時よりも大きな力が足にかかります。これは、アーチや軟部組織がもっと押し下げられるということになります!つまり、足の前後左右の幅がもっと広がるということです。


靴の窮屈感は片足立ちの時に起きやすい

足の幅が最も大きくなる【片足立ちになった時】に足にフィットしていたらきっと、窮屈に感じないと思います。

しかし、両足で立った時に丁度良かったら、もっと足が大きくなる
【片足立ちになった時】に窮屈に感じるでしょう。

ですので、窮屈に感じにくい
理想のフィット感は【片足立ちになって探る】のがおすすめ!


※わたしが接客する場合。

お客様に靴を履いて立って頂き、その状態で足と靴の圧迫感や空間を手で触って探ります。ちょっと窮屈に感じられそうな方の靴は下のような道具を使って1週間ほど革を部分的に伸ばしてからお渡ししています。

アシックススポーツ工学研究所の【究極の歩き方】はけっこう面白くておすすめの本です!

さぁ、靴屋に行ったら片足立ちになって探ってみましょう!

こばでした!

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