「復職失敗か」なんて記事を最後に更新が途絶えていたが、この間もきちんと出勤していた。（ある1日を除いて。この1日のことは後日別記事で。）

毎日必死に出勤して、気づけば復職から1ヶ月以上経っていた。

毎朝起きた瞬間に絶望する。今日も生きているのか。生きているなら働かなければ、と。
こんなつらい思いをするくらいなら仕事辞めちゃえよ、と思う。
車に轢かれないかな、とか、駅のホームで誰かに蹴落とされないかな、とかそんな期待を抱きながら出勤するのがつらい。
それでも退職という一歩が踏み出せない。

noteを更新していない間に、心療内科には3回受診した。

最初の受診は、とにかく吐き気がひどかったので吐き気止めをもらいに。
しかし吐き気止めは全く効かなかった。

2回目の受診では、この最強クラスの吐き気止めが効かないとなると胃炎を起こしているかもしれない、とのことで胃薬が追加。あと、寝付けないので眠剤と、不安を抑える漢方を処方してもらった。
胃薬のおかげで吐き気はかなりおさまった。長い間常に吐き気がある生活だったので、吐き気が無いというのはこんなにも快適なことかと驚いた。眠剤により夜眠れるようにもなった。しかし、不安を抑える漢方が効いている感じは全く無かった。

そして3回目の受診。漢方が抗不安薬になった。この抗不安薬には、副作用で眠気、ふらつきなどがあり、私にも影響があった。
最初に服用したのが休日の朝で、この日は1日中床で寝ていた。眠くて、頭が重くて、なかなか起き上がれなかった。こんなに寝ているのだからたまに起き上がればふらつきもあった。
翌日は仕事で、朝薬を飲むと、やはり眠気が強く、半開きの目で出勤した。平衡感覚を失い、慣れているはずの職場内で、何度か壁にぶつかりながら更衣室へ向かった。
注意力も散漫になり、仕事中に、いつもなら絶対にしないような初歩的なミスをしてしまった。頭が働いていなかった。

もともと、休職後の頭の衰えは感じていた。以前はもっと正確に、早く仕事できるはずだったし、復職後は常に、何か重大な見落としをしてしまっているのではないかと不安だった。
上司にこの不安を伝えたときは、休職した人は最初はみんなそうなるから、ゆっくりで大丈夫だよ、と言ってくれていた。
しかし、薬の副作用も相まって、今回ついに、明らかにひどいミスをしてしまった私は、とてもショックだった。

ボーッとしてしまうし、頭も体も思うように動かないし、なんだか別の病気になってしまったように感じていた。

私は健康には自信があって、医療機関を受診したのは、大学時代にかかったものもらい以来だった。それが今年適応障害になり、定期通院するようになり、内服も始まって、おくすり手帳をもらい…。自分が壊れていくような恐ろしさがある。

そして肝心の、“抗不安”の効き目を感じないのも悔しかった。

朝から上司に、新しく飲み始めた抗不安薬の副作用で、フラフラしたり、ボーッとしてミスしてしまいそう、と伝えていたので、上司は気にかけてくれていた。帰りには、車で送ろうか？とまで言ってくれた。
（本当は、帰りに電車に乗るのもきつそうで、タクシーで帰ろうかなとか思っていたが、上司にこんな風に気にかけてもらえたのが嬉しくて少し元気になったので、自力で電車で帰れた。）

抗不安薬を飲んで数日経つと、副作用は落ち着いてきた。

薬を飲まないと体調を保てないのも、副作用にやられるのも、憂鬱感が消えないのも悔しい。仕事を辞めたら楽になるだろう。
でも、上司にだけは恵まれているから職場に踏みとどまってしまう。
上司に、元気になった姿を見せたいと思ってしまう。