ばや

はじめまして。 生き物についての記事や日々思っていることをnoteします。 生き物と人…

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はじめまして。 生き物についての記事や日々思っていることをnoteします。 生き物と人間の親和性を高めるのが夢です。 生意気なこと書くかもしれません。ご容赦下さい。

マガジン

  • 水槽の自然、多様性。

    僕が思う多様性をnoteします。思考の備忘録です。

  • 超分かりやすい超水質の極意

    リバースシリーズで有名なウォーターエンジニアリングの社長で水質のプロフェッショナルの三井さんとYouTubeでも人気のアクアリウムトールマンの店長の山田さんとの対談YoutubeLIVEを文章化しました。まだLIVEをご覧になっていない方は是非!

最近の記事

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私の、雨ニモマケズ。

オマージュ自己紹介です。 雨には傘を差し 風にも傘を差し 雪や夏の暑さには気を配り 丈夫な体をもち 欲は程々 決して怒りの感情に踊らされず いつも静かに笑っている 一日に白米一合と なにか蛋白と野菜をたべ あらゆることに 自分の感情を入れずに よく見聞きし分かろうとし そして忘れず 田舎の三重の林の蔭の 小さな探究部屋にいて 東に絶える様の草木あれば 行って護ってやり 西につかれた人あれば 行って慰みを与え 南に理不尽なことあれば 行ってその問の核を正し 北に喧嘩や争いがあ

    • 環世界と貴族道徳というレンズで多様性を覗く。

      今回は、私が考えていた多様性の話と親和性の高い哲学概念があったので、紹介したい。 みなさんは、「環世界」という言葉を聞いたことはあるだろうか。環世界とは、ヤーコプ・フォン・ユクスキュルによって提唱された概念だ。個々の生物が自らの環境をどのように認識し、相互作用するかということについて言及している。生き物それぞれに認識の仕方があり、それぞれの世界が存在するのだ。 ユクスキュルの著書『生物から見た世界』で書かれているマダニの話はよく知られている。マダニは、視覚や聴覚を持たない

      • 中高生時代に調べたクマムシのこと

        クマムシは私にとって、少し特別な生き物だ。「特別」とか書くと、お笑い芸人のクマムシが漂うが、今回は、生き物のクマムシについてである。私は、中高生の頃クマムシについて探求していた。 1年ほど前のnoteでもクマムシについてのエッセイを書いた。今回は、探究を通じて調べたクマムシの最強たる由縁や当時調べていたことを書いていきたいと思う。 私は今大学生だ。バイオミメティクス(自然界の生物学的なプロセスや構造から学び、それを人工的な技術やデザインに応用する学術分野)に興味があるが、

        • 人間と生物の親和性を高めるバイオミメティクス

          私の目標は、バイオミメティクスで人間と生物の親和性を高めることだ。 「バイオミメティクス」とは、自然界の生物学的なプロセスや構造から学び、それを人工的な技術やデザインに応用するという学術的なアプローチのことを指す。日本語で、「生物模倣」ともいう。 生物が、何億年もの月日を経て発展させてきた優れた機能や特性を模倣することで、効率的で持続可能な解決策を見出すことができる。 たとえば、蓮の葉の撥水効果を模倣したヨーグルトの蓋や、オナモミの実の形状を模倣したマジックテープなどが有

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          6本
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          6本

        記事

          猫は外来種ですよ

          「猫は外来種ですよ」。こんなことを書いたら全国の愛猫家の皆さんに抹殺されるかもしれない。でも、私は猫が嫌いなわけではない。むしろ好きだ。だからこそ、猫は外来種だ、と敢えて言いたい。 外来種と聞くとどのようなイメージがあるだろうか。何か漠然とマイナスイメージがあるのではないかと思う。それが「猫は外来種ですよ」に対する違和感に表れているのだろう。 そもそも「外来種」とは何なのだろうか。 外来種とは、本来その地域に生息していない生物種のことを指す。外来種は、人の手によって新しい

          猫は外来種ですよ

          燈火、目前に迫る 崎山蒼志

          私の音楽や物の見方に大きな影響を与えた人の一人が崎山蒼志だ。私が中学生の頃、突如として、五月雨が世間に発見された。高校生フォークソンググランプリへの出場だ。私もそのタイミングで、崎山くんを知った。その動画を再生するまでは、同年代のフォークソングということもあり、正直それほど期待してはいなかった。しかし、表現しがたいような感情を形容した歌詞や、それに調和するメロディーセンスは、当時中学生の私に突き刺さったのだ。 それからというもの、私が闘病で辛かった時期、様々な不安や葛藤があ

          燈火、目前に迫る 崎山蒼志

          ミュヲラの拡大を観測する 幽体コミュニケーションズ×グソクムズ

          7月26日、唐突にある曲がリリースされた。幽体コミュニケーションズの『ミュヲラ』である。この幽体コミュニケーションズというバンドは、4月頃に君島大空さんが名前を挙げていて、そこからずっと注目していたバンドだ。ポップな曲調のなかに、混沌とした雰囲気を持っている楽曲が多く、私はすぐにファンになった。 そんな幽体コミュニケーションズが、『ミュヲラ』7inchアナログのリリースを記念して、3都市でリリースツアーを行うとのことだった。そのうちのひとつが愛知鶴舞で行われる。この機会を逃

          ミュヲラの拡大を観測する 幽体コミュニケーションズ×グソクムズ

          ChatGPTに身体性について聞いてみる

          昨今、ChatGPTというAIが社会に実装されつつあるということは言うまでもない。ChatGPTによって、これまで時間がかかっていたことが短時間で可能となっている。例えば、私が今書いているこの文章もその一例である。これは、初めに私が書いた草稿をChatGPTがより読みやすい文章に変換しているのだ。ChatGPTが一般に普及する前と比較すれば、個々の人が専属の秘書を雇う状況に近いとさえ言えるだろう。 最新の技術やChatGPTのようなAIの進歩を目にする中で、徐々に人間の行え

          ChatGPTに身体性について聞いてみる

          自分が考える多様性の話を共有したとき見つめ直したこと。

          前に『水槽なんかいくつでもある』という、自分が考える多様性をnoteした。 この水槽の多様性の話をすると、しばしば都合の悪いことがある。なにかというと、「自分も水槽から外されるのではないか」と不安に思われること。 「自分も嫌われるのでは」と考えるのだろう。だけれど、それはこの水槽の話とはまったく方向性が違う。というか、「嫌う」という概念があまりなくなるのかもしれない。 もうすこし噛み砕いて説明すると、対象の相手に憎しみを持っているわけではなく、「この人は別の考え方を持っ

          自分が考える多様性の話を共有したとき見つめ直したこと。

          移動する鏡と対面する 君島大空×西田修大

          新学期まで少し時間があったこともあり、なにか新しい経験ができないかと思い2月を過ごしていた。 たまたまTwitterを開くと、私の大好きなシンガーソングライターの一人である君島大空さんがライブをやるそうだ。そのライブのひとつが愛知金山で行われるようだった。 そういえば、私は音楽のライブに行ったことがない。そういうわけで、人生初めてのライブを君島さんに捧げることにした。 君島大空×西田修大『移動する鏡』というライブ。 吸い込まれるように入場拳(夕)を手にいれた。駅の近くのブラ

          移動する鏡と対面する 君島大空×西田修大

          SDGs大失敗

          最近、急に耳にする機会が増えた「SDGs」。私が最初に聞いたのは、おそらく五年前。学校での講演会だったと思う。 当時は、SDGs自体それほど知名度もなく、私も「新しい横文字が出てきたなあ」ぐらいにしか思っていなかった。 それから数年後、改めてSDGsについて調べる機会があった。 持続可能な開発目標…17のゴール…「地球上の誰一人取り残さない」…。あまり現実味はないかもしれないが、目標としてはとても素晴らしいものに思えた。この目標のために、個人や企業、学校、行政機関が協力する

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          アクアリウムの視点でSDGsを見る

          近年、突然にSDGsが話題に上がるようになりました。そこで、アクアリウムがSDGsの17の目標とどのように関連があるか考えてみました。 まず14番、15番の『海の豊かさを守ろう』『陸の豊かさも守ろう』は生き物を扱う趣味であるアクアリウムに直接関係します。 また、私が考えているのは7、11、12です。 7は、クリーンエネルギーについての目標ですが、クリーンエネルギーの開発による土地利用で、貴重な生態系を失っている事例が日本でも多くあります。なので、生態系の保護にも関わってく

          アクアリウムの視点でSDGsを見る

          まずは知ることから始めよう

          私の夢は、生き物と人間の親和性を高めること。つまり、生き物と人間の距離を近づけることです。 生き物との距離感について、よく例に出すのがスズメバチです。 スズメバチは一般的に恐ろしい害虫として知られていて、トラップなどで根絶やしにしてしまおうという風潮があります。 しかし、スズメバチは農業害虫を捕食する益虫でもあります。 みなさんこのことを知っていたでしょうか。 だいぶ前のことですが、ネットニュースの記事で『森の中にトラップを仕掛けてスズメバチを根絶やしにする活動をしてい

          まずは知ることから始めよう

          効率化のために詰め込まれた水槽の名前はぼやけるのか。

          ネオンテトラの水槽。アロワナの水槽。ベタの水槽。 別に違和感を感じないが、これが、男性の水槽、女性の水槽、健常者の水槽、障がい者の水槽、となったときに違和感を感じる人は多いと思う。 この違和感がどこにあるかを考えると、「その単位でものを見る」というところにあるのだと思う。 男性の中にもいろんな考え方の人が居ると思うし、障がい者の中にもいろんな考え方の人が居ると思う。勝手に個人に干渉して、男性だからこうあるべきだとか、障がい者だからこうだとか、逆にこれはしてはいけないとか、が

          効率化のために詰め込まれた水槽の名前はぼやけるのか。

          苔の中にクマムシを見つける

          私は中学のころ、科学部でクマムシの観察ばかりしていた。 最強生物として知られているクマムシ。 最強すぎて、科学者たちが何とかして殺したい生き物なのかもしれない。 体内の水分を減らして乾眠状態になると、マイナス273℃、100℃、真空、75,000気圧など、とにかく色々耐えることが出来る。100℃まで耐えられるので、あったかいんだからぁ~どころではない。 最強生物と聞くと、どんな厳ついデザインをしているのかと思ってしまうが、クマムシはなにかふわふわしていて、とてもかわいい

          苔の中にクマムシを見つける

          自分の水槽を壊しつつ、他人の水槽に餌を投げる人。

          自分の水槽を壊しつつ、他人の水槽に餌を投げる人。 要するに「しつこく言及してくる人に対して、反応してしまう人」のことだ。 これは、SNS上でよく見かける(特にTwitter)。攻撃してきたり、しつこく言及してきたりする人はとにかく相手を変えてやろうと、自分が思う正解に正してやろうと、必死なのだが、それに反応してしまう人もなにか残念だなと思っている。 自分は自分、他人は他人。ああ、こういう人もいるんだな。としておけばいいのに、わざわざめんどくさい方向に走ってしまう。 14

          自分の水槽を壊しつつ、他人の水槽に餌を投げる人。