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刊行5周年・小説『スマイルプリキュア!』

過去の本の振り返りです。

執筆した小説『スマイルプリキュア!』(講談社)が、今年10月で刊行から5周年を迎えました。(2016年10月4日刊行)読んでくださった皆さん、ありがとうございます!

以下、刊行当時のnote。途轍もなく気合いが入った予告ですね。

アニメは2012〜13年の放送だったので、来年で10周年を迎えます。

この小説版は、アニメシリーズの「その後」、10年後のみゆきたち5人を描いています。すなわち、もしもアニメの中の登場人物がリアルに歳を重ねていたら、来年、小説の中の時間軸に追いつくことになります。

私はアニメのメインライターではありませんでした。しかし、本書の執筆のご依頼をいただいて、脚本を書いていた頃を思い返しながら、登場人物の心情を深く深く掘り下げていきました。

5人の一人称でそれぞれの章を執筆するプロセスはとても楽しく、つらく、一緒にそれぞれの物語を体験した気分です。感情移入しすぎて、パソコンの前で毎日泣きながらキーを打っていました。

最終的に、現実と虚構の区別がつかなくなりかけました。脱稿して、私自身の心を救われた気分になったものです。結果的に、本書はこれまで執筆した中でも特に思い入れが強い1冊になりました。

本書に関しては、サイン会や販売会を何度もやったのも思い出深いです。下北沢B&B、池袋ジュンク堂、新宿紀伊國屋書店、そして、大宮のアニ玉祭でも実施しました。

近年、プリキュアの劇場版に過去のシリーズのキャラクターが登場し、再評価が進んでいます。小説版プリキュアも魅力的な本が揃っているので、時を経て再評価が進むと嬉しいな、と思っています。

『スマイルプリキュア!』、大好きです^^


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