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適切な目的設計がすべて

こんばんは、関東在住の工学系大学院1年生ティムです。

とりあえず隔日投稿1回目達成(1日遅れ)できたことに自分で拍手してます。ぱちぱち。

今回語りたいのは、目標を設定する事が(かなり大きく言ってしまえば)毎日を楽しく幸せに生きるためには非常に重要だということです。その事を強く感じたのは、研究室に配属される大学4年生での1年間の経験を通してです。

自分は去年1年間、初めて理系の研究というものを経験しました。理系の大学といっても、もちろん色々あると思うので、先に自分の所属などに関して軽く触れておきます。自分は関東の某国立大の理工学部に所属しておりました。客観的に見て、世間的には1.5流ぐらいの大学かな、と思います。また、好奇心は旺盛ですが、成績は学部の下から数えたほうが早いぐらいの感じの学生です。さらに、理系の教科は好きですが、得意ではありません。(自分で打ちこみながら自分で泣いてる)

まず、理系の研究室の経験がない方に、恐縮ながら研究室というものがどういうものかを簡単に説明させていただくと、研究室というのは、似たような分野の研究を行う学生を集めたクラスのようなもの(男が圧倒的多数ですが、、、)です。ある分野のスペシャリストである教授のもとにつき、そのもとで、誰も解決方法が分かっていないような問題の解決を目指します。(たぶん)

学校によっても学部によっても研究室によってもそのスタイルは全く違宇野ですが、自分の属している研究室は、週に一回のミーティングで教授yからのアドバイスであったり提案があるだけで、基本的には自分で研究の目的や解決手法を考えていくスタイルをとっています。

研究は、ある意味これまでの学校教育の集大成な感があるというか、これまで座学をいていたときには「今度どこで使うんだろう」と思っていたような数学・物理をフルに活用し、問題の解決を目指します。さらに、プログラミングの技術であったり(僕であればPython)、英語の文献っを読むときの英語の読解能力、論文を論理的に書く力(僕に圧倒的に足りないもの)であったり、プレゼンの構成力、ひいてはコミュニケーション能力など、とにかくこれまでの自分という人間の総力戦で戦うイメージです。だから常にやることはあるし、ちゃんとハマれば、飽きること無い活動だなーと思いました。

それで、僕は学部4年時の研究で、早い時期に研究の目的の定義をしっかりと腑に落ちるまでイメージできていなかったために、卒論審査会3日前になって、自分の研究の意味・存在意義を自分自身で疑わざるを得ない状況になりました。まさに、絶体絶命の状況です。例えるならば、ラスボスの城に、全裸でほっそ~い木の枝を片手に乗り込みに行くような感覚です。教授10人以上の前で、自分でもその意義に自信を持てない研究成果を、10分間プレゼンしなければいけないという絶望。結果、終わった後に自分の指導教官からは「審査会の発表、クソだったよね(笑)」と言われ、片手に持った木の枝をそっと床に置きました。

1年間、それなりに研究に関する勉強はしていたし、週一回のミーティングで教授に頂いたアドバイスなどはちゃんと試したりしていました。でも、専門分野の勉強や周辺分野の論文を読む際に、それらを行う目的である「自分の研究を解決するため」という意識が欠けていたのだと思います。1番根本となるクリティカルな目的を常に意識していないと、周辺分野の勉強といっても、必要以上に深入りしてしまい時間を浪費してしまいかねません。ちなみに、自分の場合は例えば、研究で使う「高速フーリエ変換」「機械学習」の理解に深入りしてしまい、途中から「自分の研究を解決するため」という目的が頭から遠ざかり、課題の解決が一向に進まない状況が続いてしまっっていました。その結果、審査会3日前になって、教授に「この結果って、こうなって当たり前だよね」という指摘をいただき、「あれ、この研究って何の意味があるんだろう?」という問を自分で自分に問いかけるという圧倒的絶望的な状況に追い込まれました。(笑)

うまく言いたいことが伝えられているのか甚だ疑問ではありますが、とにかくこの経験で学んだことは、何かをするには、何かの課題を解決するには、その目的を常に明確に意識しながら行動しないと、(その寄り道の過程で色々なことを学べるので無駄ではないにしても)やりたかったことや解決したかったことを達成する事はできないということです。イメージ的に言うと、縮尺の小さな詳細の地図を凝視しながら一生懸命汗だくになって目的地に向かっていたはずなのに、「そろそろ着いたかなー」と顔を上げてみたら、ものすごく遠くに来ている事は確かですが、「ここどこやねんっっっ!!」も同時に口から出ちゃう感じでしょうか、、、。分かりづらいですね。

まあ、今回はそんな感じです。また会いましょう。

ティム

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