全国の日本人名字ランキングを見てみると、多くの方がご存じの通り、トップは「佐藤さん」でおよ数は約184万人です。2位は「鈴木さん」で約178万人、3位は「高橋さん」で約139万人、4位は「田中さん」で約1132万人、5位は「伊藤さん」で約106万人と続きます。
こんにちはド・ローカルです。今回の投稿は兵庫県に集中する名字に着目したいと思います。丹波市内には約6割が「足立さん」を名乗っている地域もあり、全国足立さん祭りが開催されました。同じく丹波市には「久下(くげ)さん」も多く、三木市には「藤田さん」が集中します。
調べていくと、昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で取り上げられた承久の乱(1221年)が大きく関わっているようです。
全国の足立さん集まれ祭り
神戸新聞では創刊120周年にあたる2018年に「新五国風土記 ひょうご彩祭」を掲載しました。その中でもこの「足立さん」にも触れております。
鎌倉時代の武士が源流 東京・足立区とも〝遠縁〟
ここで一つ、あまりに「足立さん」という名前が多いと起こりうる〝足立さんあるある〟をまとめてみました。
★名前で呼ばれることに慣れすぎて、青垣を離れた時に「足立さん」と呼ばれても気付かない
★野球の試合で、〝足立だらけ〟のスコアボードに相手チームがざわつく
★足立さん同士の結婚も、足立家が別の足立家から養子をとることも珍しくない
★同じ「アダチ」でも、安達さんへの親近感はいまいち
★何だかんだ言って、足立姓が気に入っている
丹波の足立姓が、鎌倉幕府と関連性があるのでは? と書いてきましたが、取材を進めると、三木市・吉川の「藤田さん」、丹波市の「久下(くげ)さん」、そして丹波篠山市の「中沢さん」「酒井さん」。それぞれの地域に多いことで知られるこれらの名字、広まるきっかけが承久の乱にあったということが分かってきました。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも取り上げられたこの戦い。はるか昔、兵庫から遠く離れた場所で起こった出来事がどのように影響したのでしょうか?
朝廷の所領没収し、関東から「大移動」?
「足立さん」ではありませんが、昨年、全国の「タナカヒロカズ」が一同に介するイベントも開催され、ギネス記録を塗り替えたようです。
<ド・ローカル>
1993年入社。コロナ禍や戦争、格差…。「分断」の進む今の世の中で、人がつながることは大切です。「いざ鎌倉」ならぬ、「いざ青垣!」のもと、全国の「足立さん」が丹波に集い「足立ワールド」を実現させたことはすばらしいと感じました。
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