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二世マインド と 開拓者マインド


二世マインド と 開拓者マインド

あなたは、どちらに属するだろうか?


俺は、開拓者マインド寄りかもしれない。

開拓者マインドが何かを話す前に、開拓者マインド側の人間の自己紹介をしておこう。


見栄よりも将来的な実利をとる行動を取ることが多い。

普段食べている料理も質素で武士のように粗食にも耐えられる自信がある。

時間、お金、多大な労力を投資して、苦労して手に入れた国家公務員という地位をあっさり捨てた俺を、多くの人は、あいつアホやろ、とあざ笑う。

しかし、転勤がある国家公務員は、生殺与奪の権を組織に握られる度合いが大きいわりに、待遇は全然良くなく、
専門性もスキルも身に付かない場所のように感じだ。

だから3年で撤退した。

退職ではない、撤退といっておこう。

転職後、転がり続けて、中小企業で働き始めた。

正直、燻っていると感じている。

毎朝6時に起き、3時間以上を通勤に費やし、仕事に忙殺される日々。

充実?楽しい? いや、諸行無常だ。

ただ、虎視眈々と、燻りながら、倍返しを夢見て歯を食いしばっている。


モノもほとんど買わない。
ブランドモノも、カッコいいアイテムも買わない。

多額の住宅ローンを組んで、一国一城の主にもならない。

現金、キャッシュを増やして、
金融の勉強をしている。

ちょこちょこと仮想通貨や株、FXに投資しつつ、
来たるべく金融危機の時に、勝負する機会を伺う。

「二世」ではない俺のようなものが這い上がるには、
開拓者マインドを持つしかないのだ。


政治の世界も
経営者の世界も、

世の中には、
生まれつき豊かな物と、そうでないものがいる。

俺はその2種類の人々を、

<二世マインドと、開拓者マインド> と名付けてみた。

<二世マインドと、開拓者マインドとは?>


簡単にいえば、
両親や親族が潤沢な資金を持っているか、どうか、だ。

わかりやすく子供の例を出すならば、

二世マインドは、ちびまるこちゃんのはなわくん。
開拓者マインドは、キングダムの信だ。

先に統計を出しておこう。

2018年(平成30年)の子どもの貧困率(17歳以下)は13.5%であることが、2020年7月17日に厚生労働省が発表した「2019年 国民生活基礎調査」の結果から明らかになった。

日本は間違いなく貧しくなっている。
しかし、潤沢な資金を持つ人々がいることもたしかだ。

潤沢な資金を持っていた場合、二世マインドを持ちやすく、
そうでない場合、開拓者マインドを持ちやすい。

二世マインドの人々は、お金や権力にあまり執着せず、
よくいえば、平和主義、悪く言えば、おっとりしている。

開拓者マインドを持つ者は、目がギラついていることが多い。
努力でのし上がっていこう、と思い、
権力や富を追い求めることがある。

(キングダムの信は、奴隷の身から大将軍を目指す)


例えば、日本社会ではこのような例があげられる。

<モデルケース>20代後半。妻は専業主婦。夫は年収300万円代中盤。
4000万円の住宅を35年ローンで購入

終身雇用がほぼ崩壊した現代、非常に危険な例かもしれない。

しかし、両親や親族は強大な資本・金銭を持っていた場合はどうだろう?
問題なく返済可能だ。

最後は、ビッグマネーに頼ることができるのだから。

こういう表現は辛辣かもしれないが、
「他人のふんどしで相撲をとっている」ようにも思える。

開拓者マインド側の人々は、頼るべき親族の資本が存在しない。

そのため、身の丈にあった質素倹約を徹底しようとする。

俺は現在、転職3職場目、中小企業の1年目だ。

もちろん無謀なローンも組まないし、
負のキャッシュフローになるような資金繰りは行わない。

モノはあまり買わず、コンパクトな生活
外食はほとんどせず、家でご飯を食べる。
たまの旅行でも贅沢はせず、素泊まり

余った資金は投資に回す。
このスタンスを貫いている。


「つまらないなあ、と思われるかもしれない」

しかし、「開拓・カイタク」するためには、
力(資金も含めて)を蓄える時期も必要なのだ。

どっちが、カッコ悪いだろうか?

親族のビックマネーに期待して、見栄えのいい高水準の生活をするか

親族の資金援助は頼らず、質素倹約に励み、自らの資金を積み上げるか。

俺の方が、世間体ではかっこ悪いだろう。
ケチケチしているし、「車はコスパ悪いからなるべく電車」、とよく言う。

しかし、今は見栄よりも、
将来を見越してた地道な一手をとりたいのだ。


かつての失敗。
ボイトレや、バブル株、美女からの詐欺被害
それらを経た結果、
質素倹約がより心に刻まれてきた。


これは、自分が二世ではなく、開拓者側の人間の証明かもしれない。


みなさんも考えてみて欲しい。

自分が、二世側の人間か、開拓者側の人間か。

はたまたその中間か。

<今にみてろよ というフロンティア精神>

政治家や経営者も

二代目や三代目は、フロンティア精神が足りないことが多い。

歴史だってそうだ。
劉備玄徳の二世の劉禅…
今川義元の二世の今川氏真…
世は生まれながらの将軍だといった徳川の家光なんかも二世系だ。

ドラゴンボールだってそうだ。
孫悟空と孫悟飯
どちらが努力をしているだろうか。

キン肉マンと、キン肉マン二世。

ルパン三世は、例外だ。彼は三世だが、保守的ではなく、フロンティア精神満載だ。


経営者もそうだ。
俺の前職は経営者団体だったので、数多くの経営者と出会ってきた。
創業者と二代目では、目のギラつきが異なる場合が多かった。


二代目より、初代の方がハングリー精神に溢れているのだ。



「二代目マインドと、開拓者マインド」
自分がどちらなのかを判別する質問がある。

「あなたは、大学に行きましたか?
国公立と、私立、どちらを選びましたか?
奨学金を借りましたか?」

たとえば、小学校から私立に入学できるかどうか。
どんな習い事を幾つ行い、塾には通っているか。

文化資本を考えることで、裕福度が判断できる。

裕福だとしたら、二世寄りかもしれない。


「私立を選択できるほどの裕福な家ではない。習い事にもいけず、お小遣いもほとんどなかった」という人は、その思いがハングリー精神の源になる。

そして、「今にみてろよ」自分の努力でのしあがってやる、と、開拓者の道を歩む可能性が生まれるのだ。

また、今回の例は、生存バイアスも考える必要もある。

生存者バイアス:脱落したものや淘汰されたものを評価すること無く、生き残ったもののみを評価するというバイアスのこと。「本当だったらデータが偏っているけれど、生存者だけしか調べていないことで統計的なバイアスが出てしまった」という現象も。

記した事柄はあくまでも一例だ。


最後に。

「二代目マインドと、開拓者マインド」

どちらが良い、悪いといった、
二項対立の罠にはまるつもりはない。

ただ、
自分とはタイプが違う人もいるのだ、という
違いを受け入れる心を持ちたい。

みんな違って、みんないい。

国家公務員⇒経営者団体⇒民間企業で営業 人生は喜劇を合言葉にブログ毎日投稿 全ての経験をコメディ・ノウハウに昇華! 【野望・展望】 ワクワク・笑顔・本質の捉え方を届ける! 創作=エンタメ映画製作 お仕事改革=教育システム構築 サポートのお金は皆様を笑顔にする事業の資金にします!