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ボランティア組織が1年でゼロから組織を作るまで

さっき、ずっと必要だと思っていた事業経営ポジションの採用面接が終わった。

面接は新しい人との出会いで、楽しみではあるんだけど、短時間でお互いのことを知らないといけないし、お互いがお互いをジャッジしないといけないから、気力を使うし、面接前はいつも気が重くなる。

面接をした人がメンバーとしてジョインするとなったら、

その人の役にどう私や組織が役に立てるだろうかということをぐるぐる考えるから、責任をとても感じる。

1年前は、私一人だった組織も、気づけば、運営メンバーだけで、9人、組織全体では20人近くの組織になった。

1年前は、組織を作るなんて想像もしていなかったけれど、やりたいことをやるために人を集めていた。

でも今は、組織自体がメンバーの居場所になってくれるといいな、そんなことを思うようになった。

ゼロから組織を作り上げていくうえで、気を付けていることを備忘録的にまとめてみる。

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1:名前の呼び方すら統一するマネージメント

組織内で、人の名前を呼ぶときは、「〇〇(名前)+さん」で呼んでいる。

どれだけその人と仲が良かったとしても、「ちゃん」や「くん」では呼ばないし、性別も関係なく、「さん」で呼んでいる。

これは、出来るだけ人間関係の余計な不安を取り除くため。

一部の人をニックネームで呼んで、一部の人をニックネームではない名前で呼ぶと、気にする人は「なんであの人はニックネームなのに、自分はそうではないんだろう」と思う人もいると、新卒で入社した会社の上司から教えてもらった。

ましては、私は代表だし、ボランティア組織ということで、私とメンバーとの関係性はモチベーションにそのまま影響してしまう。

細かな配慮がめちゃくちゃ重要じゃないかなと思う。

2:メンバーの成長・やりがいを一番に考える

組織化してくると事務作業が多くなってしまう。

よくインターン生に事務作業を任せたりということがあると思うが、私の団体ではそれはしない。

「組織のためになることをしたい」と面接で言ってくれる方も多いが、

そうではなく、メンバーのやりたいことをやってほしいと日ごろから伝えている。

ある企業が「先義後利」という言葉を使っていたが、

まさにそうで、目の前の人のためになることを考えるようにしている。

3:1にも2にも自己開示

1年間、組織を運営していて、上手くいったと思う1番の要因は、

自己開示をしたことだった。

なぜ事業をすることになったか、自分の弱みだけでなく、時にはメンバーのこういう行動が自分にとっては、あまりいい影響を与えていないということも伝えたし、モヤモヤすることはなるべく隠さず伝えてきた。

リーダーは迷っちゃいけないんじゃないかと思うこともあったけど、

結果的に迷いや自分の心の黒い部分も含めてメンバーに伝えてきたことで、

メンバーからの応援につながったのではないかなと思っている。



1年間でこれだけの素敵なメンバーを集められたことは本当に誇りだし、

組織化が出来てきたことは、自分にお疲れさまと言いたい。

2年目、どうしようかなと考えてきたときに、組織を大きくしたいとか、

もっといろんな人にかかわってほしいということは思わないけれど、

今のメンバーにもっと幸せになってほしいなと思う。

来年も、同じことが言えているように、日々人と向き合っていく。

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