経営者は孤独と言うけれど

私が代表をしている団体の理事メンバーでのロングミーティングがあった。

最近、意見を交わす中でメンバー間で疑問があったり、モヤモヤがあったり、私が指摘を受けることがあり、理事メンバーと話すときは必ずおなかが痛くなっていた。

社会に対して、疑問を持ち、新しい事業を作っていくことは、自分の過去を深堀り、自分と向き合い、弱さを認めるプロセスが必要だ。  

元々、自己開示が苦手すぎて、新卒で入った会社で15分間ぐらい自分のことを話す時間があったのだが、「自己開示得意じゃないんで、質問とかあまりしないでください」とプレゼン前に伝えるぐらいだった。

今でも自分のことを話すのは、好きではない。自分の価値観を変えたような経験は、わたしを説明するうえでは欠かせないことだけど、日常でも正直、しんどいなと思いながらいつも話している。

そんな私が、自分の今まであった全部のこと。精神疾患になったことだったり、家族との関係だったり、海外で巻き込まれた事件だったり、全てを話した。

理事メンバーはそれを受け止めてくれて、団体の事業を作り、私の弱みを事業の強みに変えてくれる最大限のサポートをしてくれた。

「経営者の孤独」なんていう言葉があるけれど、わたしは、代表を務めていて、孤独を感じたことはない。

むしろ、団体を立ち上げて、居場所を得ることができた。

自分の事業を作り、それを社会にアウトプットし、それが社会に受け入れられる。それは、自分の社会的な居場所を作ることに近いと思う。

近い将来、事業を作ることで、自分の居場所を作る、

そんな経験が出来るようなプログラムも作りたいな。


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