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介護概論*理想と現実


 オンラインスクーリングで『介護概論』を受講中です。
施設で介護士をしている私にとっては、身近で、改めて勉強する良い機会となっています。
介護福祉士介護支援専門員の受験をした時に勉強をしたはずなのに忘れたーということもありました。振りかえる機会は大事ですね。
関わっているからこそ、レポートちゃんと書かなきゃ、と自分自身にプレッシャーをかけてます。

馴染み深い感じがします(*^^*)

現場では

教科書通りではなく、個々に合わせてアレンジすることや、応用することがほとんどです。
年齢・性別・性格・生活環境・生活歴・疾患・ADL・認知機能・支える家族などなど、一人として同じ人はいないので、答えは人の分だけあると思っています。

支援者の意識

『支援をする側が、高齢者に対してどのようなイメージを持っているか、その意識がケアの質に直結している』という講師の先生の言葉は『確かに〰️』と思いました。
正直、利用者さんとの相性はありますが、支援する側の
意識、考え、感情
はケアに影響が大きいです。

キレイゴトではないけれど

認知症のある利用者さんに『さっきもいったでしょう』とか、帰宅願望のある利用者さんに『ダメ。黙って座ってて』とか。
『トイレに行きたい』という利用者さんに『我慢して』とか。排便のオムツ交換時にご本人の前で『臭い』とか。
認知症の短期記憶の低下や、なぜ帰りたいと考えるかとか、生理現象を自分なら我慢できるか、とか、羞恥心への配慮とか・・考えてしまう場面はあります。

悪循環も

現場が忙しくなる時間には、余裕がなくなってしまうのは確かにあります。何ヵ所か介護の職場を経験してきて、どこも大きな違いはなくて。
強く言ったり、声掛けによって、利用者さんが不安になったり興奮したりして、悪循環もあります。
余裕がないからではなく、自分がゆったりしたいからとか、煙草を吸いに行きたいから・・・という介護士側の都合もあったり。
発言力が強いスタッフの意向に、周囲も流されてしまったり。
自分の親が施設に入るとしたら・・・とか、自分が介護を受ける立場になったら・・・とか、考えると苦しくなることも。

気づかされることもある

逆に、利用者さんを尊重した声かけをしていたり、失禁等あった時に傷つけないような配慮をしていたり、どうやったらお風呂に入りたいと思ってもらえるか考えたり、食事に集中できるような環境を考えたり、生活歴や趣味を聞いてできそうなことを色々提案してみたりしているのを見ると、ハッとさせられたりもします。

自分が年齢を重ねたら

自分が高齢者という立場になったら、できるだけ人のお世話にはなりたくない、できるかぎり自分のことは自分でできるようでありたいと考えるような気がしています。それができなくなるのは辛いと感じるかも。

 キレイゴトばかりは言えないのが実際のところではありますが、対人援助の中でコミュ障な私への戒めも込めて。


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