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転職を繰り返す心理*私の場合

二十歳過ぎて結婚して、約10年は専業主婦生活でした。
働くことになったのは、離婚を決意した三十路の頃です。

ないないづくしの職探し

 ちゃんと働いた経験もない資格もない学歴もない、中卒の私がせめて「高卒程度」の求人に応募できるようにと20代最後の年に大学入学資格検定の合格が唯一の心のお守りでしたが、ないないづくしで「さてどうしよう」・・・どう動いていいのか分からず、悩みました。

内職?

最初は家できる内職を探しました。上二人は小学生なので良いとして、末っ子を保育園に入れたら保育料の方ご高くなる、と断念。

そうだ、パソコンだ❗

 元夫が買っていたパソコン(当時流行ったiMacでした)を使って在宅ワークができないか、と検索してみたり、ハローワークに行ってみたり。ある程度のスキルがないと難しいということで、そこでも自分に何もないことを思い知らされました。
元夫は当時パチンコ三昧で家にいることが少なかったので、子供たちが寝た後に、無料のタイピングソフトでひたすらタイピングの練習をして、ブラインドタッチができるようになりました。
当時流行っていた「鉄拳」のような戦い系の早く打ちこむと勝てる❗という意欲をかきたてるソフトだったので遊びながらできました。
これは、後に働く介護支援専門員の仕事で役立つことに。

そして、初の仕事

 ハローワークで見つけた介護施設の掃除のパート。末っ子の保育園を申し込みながら、決まるまでの間は託児所に預けて、半日のパートをはじめました。
パート代は託児所代ととんとんでしたが、保育園が決まれば、仕事の掛け持ちも勤務時間を伸ばしてもらうこともできるだろうと思ったので、働きはじめられたことが大きな一歩でした。
ずっと一緒に過ごしていた末っ子が、託児所で楽しそうに友達と遊ぶ姿も嬉しくて「母も頑張らないとね」と思ったものでした。

その介護施設で、施設長さんにヘルパー二級をとることを勧められ、会社持ちでヘルパー二級をとらせていただきました。介護職としての一歩です。正社員にしていただき、離婚することができました。
(離婚については前回のnoteに記しています。)

転職7回・・・

30歳から50歳の間に、7回転職をしています。子供たちの成長にあわせて、収入を増やすこともですが、人間関係をリセットしたくなり転職していたのもありました。
もともと人の中にいることが辛くて、中学は保健室にいることも多かった私です。つらくなると全てをリセットしたくなる・・・結果的に収入を増やす形で転職をできたから良かったのですが、リセット癖はずっと続きました。

最長記録は

在職が長かったのは、介護支援専門員(ケアマネージャー)として働いた事業所です。子供たちの高校や大学受験があった時期とも重なり、給料が良かったことや職場のスタッフの雰囲気が良かったことも続いた要因かな。
40人位の利用者さんを担当し、毎月の訪問、傾聴、介護サービスの調整、ご家族や関係機関との連携、緊急事態も多かったし、人との関わりが苦手なワタシが人とどんどん関わっていく必要があるのだから、修行のようなものでした。
介護サービスに関しては、介護支援専門員の力量によって違ってしまう部分もあります。それは知識量や気づく力、広い視野等、机の上の勉強だけでは得られない力量です。考えさせられることばかり。
ここは、通勤の事情で辞めることにしました。

唯一失敗と思った転職

次に転職した先で、パワハラ
その事は、また後に記すことがあるかもしれません。

そして今

 その後の転職先では、人間関係に深入りしないようにしていました。リセットしたくなるほどの関わりはもたないようにしてあくまでも仕事、仕事。
プライベートは、仕事から切り離して自分を保っている感じです。
これから通信制大学で勉強するのですが、自分らしくいられる居場所になるといいな。居場所をいくつか持つことでリセット癖からも脱却できるでしょうか。今の職場はまだ9ヶ月目です。

良かったこと?

転職を繰り返して良かったのは、色々な職場を体験したことで、色々な人がいて、色々な考え方・感じ方があると知れた事でしょうか。
収入を増やしながら転職するために資格をとることが出来たこと、次の職を決めてから辞めるようにして切れ目なく働きつづけられたことは良かったです。



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