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軽度認知障害は、ウォーキングで改善する

あるお寺の住職さんがやっているデイサービスでは、広い境内で認知症の人たちが自由気ままに歩いています。

そうすると認知症の諸症状がみるみる改善するそうです。

筆者は32年間、有料老人ホームに勤めていました。
その中で軽度認知障害だった入居者が、病院に入院して帰ってきたら、症状が悪化して「認知症になって帰ってきた」事例をたくさん見てきました。

病院では自由に外出して歩けないので、体力が落ちるだけでなく、認知のレベルが急激に悪化する。
そんな事例をたくさん見て、確信に変わりました。

結論:シニアこそ、毎日できる限り歩くことが重要


『計算をしながら歩くこと』で認知症を予防しよう

ウォーキングで幸せホルモン『セロトニン』が分泌される

これは日本初のエビデンス(臨床試験などの研究結果)です。
国立長寿医療研究センターで行われた研究で、ただ計算をしながら歩くだけで、軽度認知障害の方の症状が緩和されたのです。

頭を使いながら歩くだけ。
誰でも、どこでも、いつでもできる。
こんなに簡単な方法で、認知症を予防できるなら、ぜひ実行すべきです。

介護者も一緒にウォーキングしよう!

ウォーキングは介護者のストレス発散にもなる!

『介護うつ』という言葉があります。
真面目に介護に取り組む人ほど、ストレスを溜め込んでしまいます。

一緒にウォーキングすることで、お互いに気持ちが上向きになります。

まとめ

仲間と一緒にウォーキングすることは、認知症予防になる

筆者は「一人でウォーキングするより、仲間とウォーキングする方が習慣化しやすいですよ」と申し上げてきました。

認知症予防の観点からも同様に申し上げたい。

歩くこと自体が認知症予防にいい上、仲間と歩けばコミュニケーションが生まれます。

コミュニケーションで脳が活性化することは間違いありません。

励ましあったり、サポートしたり、サポートされたり。
「明日も一緒に歩こうね」と約束したり。
「今日は無理みたい」と連絡したり、「大丈夫?」って心配されたり。

そういう刺激が大切なんです。

幸せの連鎖の起点となりたいと思います。そのためには自己研鑽は必須と考えています。よろしければサポートお願いします! いただいたサポートは自己研鑽に使わせていただきます! よろしくお願い致します。