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世界から猫が消えたなら

わたしは猫が大好きです。同じく猫好きの友人に借りていた文庫本。やっと読めた。

ストーリー
短ければ一週間、という余命宣告をされた主人公が、自分そっくりの姿をした悪魔に出会う。
悪魔から、取引を提案される。それは、「この世界からひとつだけ何かを消す代わりに、一日寿命を伸ばす」というもの。
取引を受けた主人公は、彼にとって意味を持つ、電話、映画、時計を次々と消され、次に提案されたものがネコだった。
ネコと自分の寿命を天秤にかけて、最後は自分の死を選ぶ。さて、それはなぜか…は、ネタバレなので秘密にしておきます。

好きなとこ
死を身近に感じられる、そんな本。

死を身近に
愛とは
死のシミュレーション
死ぬ時

ところどころに出てくる、チャップリンの言葉も響いた。
「人生は近くで見ると悲劇だけれど、遠くから見れば喜劇だ」

死を身近に感じたら、人は後悔をする。両親や祖父母に孝行ができなかったこと、自分の人生あれやっといたら良かった、ってこと。

なんとなくわかるのに、行動できない。

この本を読んで、
人生、やりたいこと、大義を大切にすること。家族に孝行すること。たのしむこと。自分が大事に思う価値観に向かって生きること。明日死んでも後悔なく生きること。
それを改めて意識しました。

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