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偶然できた二年熟成味噌と今年の味噌作り

 今年も味噌作りの時期がやってきました。毎年、この時期に一年熟成させた味噌を開封し、また新たに味噌を仕込んでいます。

 味噌作りに使っているホーロー容器の容量は一つ約5リットル。毎年、容器二つ分の味噌を仕込んでいます。そのうちの一つは実家からもらった昭和レトロなものでお気に入りです。

 今年はどんな具合に出来上がったかな~とフタを取ってみると、、、

 あれ?片方は何だかいつもより色が濃い…。量がいつもより少ない…。
もう一つの容器の味噌はいつも通りの色。
色が黒い方のラベルを見ると2022年2月18日と。
2022年??
2023年と書き間違えたかなあと。

 直後に思い出しました!
 去年は忙しかったので、容器一つ分しか仕込まなかったのです。もう一つは一昨年仕込んだものなのに、去年仕込んだものと勘違いして、そのまま熟成させていたのでした。量が少ないのは、一年たって開封して少し取り出していたからです。また元の保存場所に戻していたのを忘れていました。それを後で見た時に、新しく仕込んだものと思い込んで手を付けずにいたのでした。

 二年熟成させたものを試しに少し舐めてみると、なんともコクのある味!
一年熟成させたものよりも旨みが増し、塩角がとれてまろやかになっていました。

二年熟成味噌を小さな容器に移しました

 重し代わりに冷凍用保存袋に塩を入れたものを使っているのですが、袋を再利用したせいか、どこかが破れていたらしく味噌溜まりが中にしみ込んでいました。この茶色くなった塩を試しにちょっと舐めてみると、なんともまろやかな味!

溜まりがしみ込んだ塩


これで今年の味噌を作ったら、さらに美味しくなるかもしれない!と、今年は味噌溜まりがしみ込んだ塩で仕込んでみました。

溜まりがしみ込んだ塩で仕込みました


重石代わりの塩の袋

味噌はいつも以下のレシピで作っています。材料はすべて国産です。
乾燥大豆 1㎏
米麹 1㎏
塩  400g
大豆の煮汁 450gくらい(固さをみて加減します)

一つ目、仕込み終わりました

 来年の出来上がりがどうなるか楽しみです♪

 たまの勘違いも、味があっていいかもしれませんね(笑)


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