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映画・実写版「メタモルフォーゼの縁側」感想※(ネタバレあり、感想を書いたのは1年前の公開当時)

1年前の6月17日の公開初日に見に行った時の感想文です。

当時はネタバレ配慮で伏せて書いて某所にアップしていました。


公開からかなり経ったのでもうネタバレ配慮で伏せなくても良いかな?と思ったのでnoteにも投稿する事にしました。

以下の文章は1年前に書いた感想文になります。


実写版メタモルフォーゼの縁側全体的にすごく良かったです
ただうららさんを泣かせる為に改変したのは、ちょっと悲しかったです
そこを除けば、あのセリフをタイトルになってる縁側でのシーンにした所とかなるほど。となり良かったです

以下ネタバレ含みます。

所々気になる事はありましたね。
まだ原作読み返せてないので、間違ってたらごめんなさい。

うららさんは、他の人の事で「いいなぁ」と言ったり「羨ましい」くらいは思うかもしれないけど、「ずるい」とは言わないと思うんだけどな…と感じました。
ましてや他の人に八つ当たり?気味な態度をとるかな?と。
原作で、うららさんがえりさんに対して、ぎこちない態度をとってしまったのは、どちらかと言うと自己肯定感の低さからだと思ってるので。
そして、えりさんから見るとうららさんに羨ましいと感じる所があったりしたから原作であのやりとりになったので。
だからうららさんが、えりさんに対して「ずるい」というのは、あれ?原作とは違うんだな…と思いました。

イベント当日に、まさか雪さんの腰痛が酷くなって行けなくなる展開になるとは思ってもみませんでした…。原作では2人でしっかりイベントに参加していたので…。
その後1人で参加する事になった、うららさんが怖くなって会場での頒布ができなくなってしまう、そして雪さんの家で自分が情けないと泣くシーンを見て、うららさんの泣き顔シーンを撮る為に原作から改変したのだなと少し悲しく思いました…。

でもうららさん役の方の歩き方や走り方とかは、うららさん「らしさ」があってすごかったです!
ただ思ったよりたくさん走るな…とは感じました(笑)

雪さんは思った以上にアグレッシブでしたが、原作の様に本当に素敵で可愛らしさもある、おばあちゃんって感じでよかったです。

うららさんのお父さんやコメダ先生の編集さんなど、登場人物を減らしたり、いくつかエピソードを削ったりして原作をよくまとめてるなと思いました。

お料理シーンが結構あって、原作でなぜそのメニューを作るに至ったか?の経緯などは省きつつも、メニューは踏襲してくれてるので、今ここら辺のお話だなと分かったり、原作はこの前に○○○というやりとりがあってこのメニューになったんだよね。等を思い出しながら見れて良かったです。

例えばカレーは、うららさんと友達になった雪さんが、うららさんに振る舞うメニューに悩んで娘さんに相談して、若い子ならやっぱりカレーじゃない?という感じで言われて決定したメニューです。

作中のカレーのシーンを見てこれ作ってるという事は、カットされてるけど娘さんに若い子向けメニュー何が良いかのアドバイス聞いたんだな、と分かるように作られてるのはすごく良かったです!

完璧な一日だったというセリフを言う場所を、タイトルにもなってる縁側でのシーンにした所は、素直になるほど。と思いました。

縁側のガラス戸で光に透かして、原稿をトレースして修正するうららさんの背中と、過去の少女時代雪さんが漫画の絵の映し絵をしてた背中が並ぶシーンも良かったです。

いろいろと縁側と言う場所を、より印象付ける様になってて良かったです!

本当に全体的によくまとまっていて、ものすごく原作を読み返したくなりましたし、私も創作活動したいな、ものづくりしたいな、と思えるくらい良い刺激をもらいました!ありがとうございました!


以上が1年前の感想文です。
私は原作の漫画版から大好きです。

普段実写化は不安しかないですが、メタモルフォーゼは作風的に実写版も合うんじゃない?って家族の言葉でなるほどとなったのを覚えています。
穏やかな時間の流れと空気感。

主人公2人を中心とした人と人の関係性をどれだけ描けているのかで変わってくると思い、ドキドキしながらも楽しみの気持ちが強かった当時。

観てよかったと思える映画になっていてくれて嬉しかったです。

漫画版は連載開始当初から読んでいて、私の心温めてくれた作品のひとつです。
実写映画も良かったけど、やっぱり原作漫画の空気感に触れて感じてもらいたいです。


各所リンク

  • メタモルフォーゼの縁側 - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtype https://comic.webnewtype.com/contents/engawa/

  • 『このマンガがすごい!2019』オンナ編 第1位「メタモルフォーゼの縁側」 https://promo.kadokawa.co.jp/engawa/

  • 映画『メタモルフォーゼの縁側』|大ヒット上映中

画像引用 (C)2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会


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