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こどもの世界。


今日、子ども向けのイベントを企画するつばさんくんとともに、小学生と鬼ごっこやら、ボールのバウンドゲーム?をしてきた。朝起きて1時間後には全力疾走、本当に疲れたが、やっぱりこういう時間は貴重だ。

何度かこうして公園で小学生と全力で遊んだことがあるのだが、やっぱり毎回色んな発見や、小学生から学びをもらって帰ることがある。その発見やらを書き始めると、きりがないので。今日はエッセイ風にしてまとめてみた。どうぞご覧ください!

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子どもの世界はおもしろい。

たぶん大人とは違った世界を生きている。

違ったものが見えている。

たぶん、大人には見えないものが見えている。

子どもにだけしか見えない世界がある。

待ち合わせの時間、

大人のぼくたちは遅れて行った。

「ごめんね、待ち合わせに遅れた」

その一言を伝えたのち、

なんだかニコニコしなが

ぼくたち大人のほうをみている。

遅刻したことに申し訳ないと伝えると

そんなことより!と、

子どもたちは怒りもせず、

ニコニコしながら話はじめた。

「木に名前をつけてたんだ」と。

公園の周りには、沢山の植木が。

その1本1本に、子どもたちは名前をつけて

それを思い出しながら、楽しんでいた。

「ハワイさん、林さん、小林さん、大西さん...」

木の名前を覚えると、子どもたちは喜んだ。

その瞬間、ぼくは思う。

あぁ、たぶん僕とは違う世界がみえてると。

同じ公園、たかが公園。

されど公園なのである。

なんだか必死になっていた自分に気づく。

普段の生活に、

仕事に、恋愛に。

もちろんね、子どもたちも、

子どもたちなりの悩みがあるだろう。

それも僕には分かってあげられない。

けど、僕たちも子どもだった頃

そうして、何もないなにかで

ずっと遊んでいられただろう。

砂場で、ブランコで、ボールで。

なんなら、地面に絵を描いてたり、

絵を描けなかったら、車の色あてゲームをしたり。

歌を歌ったり、変なダンスをしたり...。

きっと僕は、大人になってしまった。

だから、遊べない。

いや、遊べないと思い込んでいる。

つぎのゲームが決まるまでの待ち時間、

みんな変なダンスをし始める。

みんなダンスをしてる。

それぞれのダンスをしている。

すごく上手いかって言われると、

そこそこのダンスだ。

けど、なんだかその光景が素敵に思えた。

ぼくは、ダンスをしなかった。

踊れないからだ。

と、書いた瞬間にハッとする。

え、小学生もダンス習ってないよね?

(子どもはダンスの)経験ないよね?

そもそも踊り方ってルールがあるんだっけ?

ぼくは、じぶんの気持ちに気づく。

あぁ、俺って本当は踊りたいのに。

なんで踊らないんだろうと。

ダサいなぁ、正直じゃないな。

そうひとり、自分を責める。

踊りたいなら、踊れよ。

自分にそんな言葉を投げる。

たぶんね、踊った先に

「なんだよ、そのダンス」と

バカにされるのが怖いんじゃなくて

バカにされた自分が傷つくのが怖いんだって。

思った。

ダンスだけでない、

仕事も、恋愛も。

無難にこなして、無難に生きてる。

そんな自分でいいのかな。

もっと踊っていいんじゃないかな。

本当に方法はそれだけ?

そこにルールはあるの?

それ絶対やんなきゃダメなこと?

自問自答していた。

答えはでない。

きっと、踊りたいのに踊らない。

そんなことが、よくある。

周りからの評価に応え、

周りからの「こだまかずや像」を

じぶんが体現していくうちに

よく分からなくなってきた。

踊っているつもりだったけど、

踊っているのではなく、

気づけば踊らされていた。

もっと踊りたい。

じぶんの好きなかたちで。

傷つきたくない、

そんな余計な考えを捨てたい。

きっと大人でも、踊れている人はいる。

一握りかもしれないけれどね。

でも、ぼくは踊れる大人になりたい。

それも、人が決めた踊りではなく、

じぶんが決めた踊りで。

踊ろう!

さぁ。

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