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オメガ3系脂肪酸、α-リノレン酸からEPA・DHAへの変換量に関して

脂質栄養バランスを整えるというテーマでまとめた内容の中から一部をピックアップしてまとめます。

わたしが「脂質栄養」に関して説明をしても仕方がないというか、そういう立場にはないので、情報収集をした中でも、この情報はけっこう「いいなあと思ってる」情報に絞ってまとめます。

ちなみに、「まとめます」という表現を多用しますが、これはわたしは立場的に、情報提供者ではなく、情報収集した情報を自分自身のために、ひいてはお客様のために「まとめる」という立場でいるためです。


オメガ3系脂肪酸には、代表的なものとして、α-リノレン酸、EPA、DHAがあります。一時期、話題だった「えごま油」「亜麻仁油」などに多く含まれるのは、α-リノレン酸です。

オメガ3系脂肪酸は必須脂肪酸ですが、正確に必須脂肪酸はα-リノレン酸のことを指します。なぜなら、α-リノレン酸を出発点として、体内で、EPA、DHAなどに変換されるからです。
食事から食べる必要があるのは、α-リノレン酸という考えです。

EPAには、約10%程度、DHAには、約1%程度が変換されます。

この「変換量」は、適切な量なのか、少ないのか?
わかりませんでした。


ある先生からは、EPA、DHAには、身体に必要な適切量が変換されると教えてもらいました。


ところが、栄養界でかなり著名な先生からは、日本人は遺伝子の問題で、不飽和化酵素の働きが弱い。よって、α-リノレン酸から、EPA、DHAに変換される量は少ない。と、教えていただきました。


日本は周囲を海で囲われています。そのため、海産物を食べる機会が多かった。そのため、EPA・DHAに関しては、α-リノレン酸から変換されなくても、摂取することが可能であった。そのため、変換能力が衰えた。
などども考えられるかもしれません。(すいません。これは推測です)


ある厚生労働省の文献に、「1日の摂取目安量として、n-3系脂肪酸は成人男性の場合2.0g~2.4g、成人女性で1.6g~2.0gの摂取が推奨されています。DHAやEPAは、必要な栄養素であるため、一度に大量に摂取するよりも、毎日こまめに1gを目標に摂取することをお勧めします。」と書かれていました。


また、同じ厚生労働省の文献を読むと、「魚によっては水銀、ダイオキシンなどの環境汚染物質が含まれていることや世界的な魚資源の不足により、将来、α‒リノレン酸の摂取が重要になる可能性がある。」という内容を見つけました。



これらを総合してまとめると、

● α-リノレン酸からのEPA、DHAの変換だけでは、EPA・DHAの量は足りない可能性があるのかも。
● EPA・DHAは、それ自体を食べる必要があると考えた方が良いかも。
● しかも、α-リノレン酸は、おろそかにはできなさそう。

とういうことで、こだわり商品研究所では、現時点では、
EPA・DHAは、単独で食べる。
という方向性で、商品選択をしています。

量としては、
α-リノレン酸 1g/ 日
EPA・DHA 1g/ 日
です。

EPA・DHAを食べるために一番適切な食べ物はもちろん魚です。
ちなみに、EPA・DHAは毎日1g摂取が望ましいです。
毎日魚を食べられればいいのですが・・・。

サプリメントという選択肢もあります。

こだわり商品研究所は、EPA・DHA摂取のための、イチオシ提案を持っています。サプリメントではありません。