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#子供の頃の嫌な思い出・・・「お弁当」

今日、ふと思い出したことがありました。

”思い出”って嫌のことの方が覚えていませんか?私がネガティブ思考だからでしょうか・・・。今思えば、大したことで無くても、子供の頃って嫌だと感じることって敏感ですよね。そんな経験たくさんあると思いますが、今日ふと思い出したことを書いてみたいと思います。

私の家族構成

私は、4人兄弟の2番目。2つ上の姉・6つ下の弟・11つ下の妹。今時(当時もそうでしたが)4人兄弟なんて周りに殆どいなかった。それだけでも、嫌な思い出はたくさんあった。
私の母は、小さい妹に、そして弟の世話で手一杯。仕事も父が自営業で母はその事務所を手伝っていた。毎晩遅くに両親ともに帰宅し、夕飯もあまり手の込んだものは食べたことがなかったし、いつも慌ただしかった。それでも、当時はそんな生活が普通だと思っていた。でも、忙しい母の役に立ちたくて、毎日お手伝いを欠かさなかった。自ら進んで洗濯を取り込み&たたみ、料理の手伝い&食器洗い。「いつも、助かるわ。ありがとう」の一言が嬉しくて、そして、4人兄弟の中でも、「自分を見てほしい!」と言う想いで毎日頑張った。

楽しくない遠足

楽しいはずの小学6年生の遠足。遠足って普通、ワクワクしますよね。でも、私の小学生時代はそうではなかったんです・・・。
母は、いつも忙しかったので、わがまま言ってはいけないとずっと、そう思っていた。遠足となると、「お弁当を作って」と言わなければならない。朝から忙しく、且つ、朝は機嫌が悪い母。。だから、「遠足がある」ことも「お弁当を作って」とも言えなかった。言ったら、「えー。なにそれ、お弁当いるの・・」と面倒がるのは目に見えているし、嫌がる顔が見たくなかった。結局、遠足当日、自分でお弁当を作って持っていった。もちろん、上手に作れるわけはない・・。見よう見まねで卵焼きを作ったものの、とてつもなくグチャグチャで、お弁当の材料も大して冷蔵庫に無かったから、あとは野菜とご飯を入れただけ。絶対に見られたくないお弁当だから、ランチタイムになるのが嫌だった。
でもついに、遠足のお弁当タイムになった。レジャーシートを広げて皆んなで輪になってお弁当を広げて食べる。皆んな堂々と(当たり前だけど)お弁当を食べている中で、私は”コソコソ”とお弁当を食べていた。そんな行動を不思議に思った友達が、私のお弁当を覗き込んで「それ、自分で作ったの?!」と聞かれた。あまりの雑な弁当で、やっぱり気付かれた。でも、母親に作ってもらえないなんて言えないから、「違う!」と勢いよく言い放って、それからお弁当は食べずにそそくさと隠すようにリュックに仕舞い込んだ。
弁当の話なんて、大した話ではないけれど、遠足にどこに行ったか?なんて全く覚えていないのに、なぜか、そのお弁当の中身だけ覚えている・・・記憶って不思議だ。

子供のお弁当

自分の子供時代のお弁当の記憶から、自分の子供にはちゃんとお弁当を作ろうと今、毎朝頑張っている。仕事も朝早いから5時半に起きて作らないといけないのは正直大変だし、毎日「もうコンビニで買ってしまえ!」とギブアップしたいと思うものの、中々、踏み切れない。きっと、自分の子供の頃の嫌な思い出を引きずっているからなんだろうと、今朝もお弁当を作りながら思った。でも、最近、子供からは、「たまには、コンビニのお弁当がいい」とか逆に言われる様。これを聞いた時は、正直ガックリきたけれど、無い物ねだりと同じ心境ですよね、きっと。
もう、何が良いのか分からないですが、私がお弁当を作り続けることは、完全に自己満足の世界ですね。でもいいんです。私は、自分の苦い思い出を消したいために、息子のお弁当を頑張って作って満足しています。

【最後に】
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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今年は、投稿を増やしたいと思います=。

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