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懐かしい国語の教科書


白いぼうし


息子が小学校に行けないため、自宅学習中です。

担任の先生の配慮で
コロナ禍に配布されたタブレットを
持たせてくれましたが用途が
教科書のQRコードを読み込むだけ……。

最近の教科書はQRコード付きだもんな~と感心しつつ
これだけじゃ、何だか物足りない母です。(わがまま)

1カ月ぐらいのお休みを覚悟しているので
市販の通信教材の購入も検討しましたが、
本人のやる気がまったくないため、やめました。
学校からのお知らせメモを参考に学習します。

国語では、新しいお話に入る時に先生が音読してくれるとの事。
今日は母が先生代わりです。
絵本の読み聞かせを毎日していたので音読は楽勝です。

えっと何々……。
あまんきみこ作、「白いぼうし」か。

あれ?これ知ってる。
私も習ったことあるわ~。懐かしい。
というか、今も教科書に載ってるんだ。へぇ。

そうそう、
松井さんが運転するタクシーに夏みかん。
白いぼうしの下に隠してあるモンシロチョウ。
それを逃がしてしまった松井さん。
代わりに夏みかんを白いぼうしの下に置く。
タクシーの後部座席には謎の少女が現れる。と、
ファンタジー要素の強いお話でした。

これ、すごく印象に残っています。
息子は真剣に話に耳を傾けてストーリーを理解しました。
でも、国語よりも算数派なので聞き逃げです。

受け継がれているお話

「白いぼうし」
私の記憶では、昔、確かに国語の教科書に載ってました。
でも、夫の記憶にはこのお話は載っていなかったそうです。
(というか、息子と同じく算数派で国語の記憶がないらしい)

教科書って、住んでいる地域によっても
内容が若干違いますしね。
知らなくても、当たり前か……。

息子の自宅学習なんて機会がなかったら、
ここまで国語の教科書に向き合うことはなかったことでしょう。
脈々と載っている作品は魅力的なのでしょう。
これも、よい機会です。

「白いぼうし」を検索していたらnoteにこんな記事がありました。

なんと、あまんきみこさんって
「ちいちゃんのかげおくり」も書いていた作家さんなのですね。
これも、教科書で読んだ覚えがあります。
児童文学作家さんって、私はすごく憧れます。

しかも、「白いぼうし」は続編も出ているそうで。

松井さんの運転するタクシーはどこまでも走っているようです。

早速、息子に教えてあげました。
「白いぼうしのお話に続編があるんだって!読みたい?」
「へぇ、そうなんだ。ま、どっちでもいいかな。」

そう言いながら現在、彼はbiscuitという
プログラミングアプリで作品を作っています。
ギブスの先からちょこんと出ている指先を器用に使いながら。
タイトル「小人だいせんそう」だそうです。

物語や本、お話に興味があるのは母の方。
それよりも息子は自分で描いたキャラクターを
動かす方が楽しいようです。

まぁ、もう少し興味をもったら読んであげようかな。
せっかくの家庭学習期間。
学校ではやらない事を試していきます。

過去と今と未来

私は、国語の教科書に載っていた話を憶えているけれど
それはきっと、小学生で一人家にいた時間が長くて暇だったから。
今になってわかります。

うちの子は、今やbiscuitやスイッチなどのゲーム、
ワンピースやスパイファミリーなどのマンガが読み放題。
教科書をじっくり読んで暇つぶしするなんて
考えられないのだと思います。

今、夢中なことが未来にいきてくるのでしょう。
私がこうして国語の教科書に感化されて
児童文学を読み直したくなるように。

彼は彼で大人になった時に、
自作ゲームを作り直すのかもしれません。

今の時間が、怪我の功名となれるといいな。
将来につながる、今を大切に。
ピンチをチャンスに変えながら今日も1日過ごします。


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