見出し画像

天才は堕ちていく。ブルーロックEPIOSODE 凪の考察[祝☆2024年春映画公開]

第1期のアニメ放送が終わり2期の制作、映画化も進み絶好調なブルーロック。
今やサッカー漫画の代表ともいえる快挙となっています。


そもそもブルーロックとは
日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合はある計画を立ち上げる。
その名も〝ブルーロック〟プロジェクト。
育成寮〝青い監獄(ブルーロック)〟に集められたのは、300人の高校生。彼らは全員がFWだった。
謎のコーチ・絵心甚八は「日本サッカーに必要な存在は世界一のエゴイストFWだ」と断言。
潔世一たち300人の高校生ストライカーたちは、自らを世紀のエゴイストへと変える、前代未聞の蹴落とし合いのトレーニングに身を投じる。
勝ち残るのはたった1人?
299人のサッカー選手生命を犠牲に誕生する、エゴイストストライカーとは――!?
全員ガチ!全員俺様!
史上最も熱く、最もイカれたサッカー漫画、開幕!


©金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会より引用

本編のあらすじは上記の通りですが、わざわざ別の視点である凪誠士郎の物語を描く意味とは何でしょうか?今回はEPIOSODE 凪の今後の展開を予想していきたいと思います。
※記事の特性上最新刊までのネタバレを含みます。苦手な方はリターンをお願いいたします。

結論:エピソード凪は凪誠士郎が天才ではなくなっていくストーリーとなる


凪誠士郎

私が1番感じている予想はこれです。ブルーロック本編は最初に主人公潔が自分のエゴに蓋をし失敗して挫折を経験しブルーロックで己を変えていくストーリーです。しかしエピソード凪はどうでしょうか?才能の原石であるにも関わらず常に後ろ向きな姿勢です。玲王に出会っていなければサッカーすらしていなかったでしょう。
これはどういう事か?
潔と凪は正反対のスタートなのです。
それはつまりゴールも正反対になるという事です。「ベンジャミンバトン数奇な人生」という映画をご存知でしょうか?老人に産まれた子供が若返っていき普通に産まれた人と人生の真ん中で交差し愛し合います。潔と凪のサッカーはまさにこれです。凪のサッカーと潔のサッカーは今交差をし、そして正反対の結末を迎えます。

ブルーロックの名前に隠された特性


ブルーロックの名前には深い意味が隠されています。代表的なものでいえば御影玲王です。能力は「相手の技やプレーを自身の器用さを遺憾なく発揮してコピーする」という「複写変化(カメレオン)」
御影玲王→カメレオン
名前に開花する能力が隠されていました。
他にも能力まんまの名前が千切豹馬です。
瞬足の千切に「豹馬」という名前をつけるなんてなんとも分かりやすいですよね。
であれば凪誠士郎という名前についてはどうでしょうか?
「凪」とは、「風が無く穏やかな海の状態」を指す言葉です。ブルーロックは全員が俺様。台風のような場所なのに風がない穏やかなんてまったく合っていません。名前も「誠士郎→制止」止まるの意味の言葉が入っています。特技がボールを止めるトラップである事が名前の由来でもありますがもしかしたら凪の成長が止まる事と「掛けている」のではないでしょうか。

凪誠士郎にとって最大のリスクはパートナーが御影玲王である事

ブルーロック 御影玲王

クリスは凪の課題として「創造性の欠如」を問題点として挙げ、それを踏まえた上での凪の練習テーマとして、(凪から始まって凪で決める)「能動的なフットボール」を勧められ、凪の才能に興味を持ったアギも協力する形で、新しいスタイルを模索するようになります。しかし凪は潔に勝つことだけしか頭になかった為この「自分が変わるチャンス」を捨て玲王を選びます。
戦おうと思えば1人で戦える玲王と玲王なしでは戦えない凪。どちらがこのブルーロックで最後まで戦える人間なのか一目瞭然です。
一度は1人で戦う事を誓った事のある玲王。切り捨てる前準備は出来ているように思えます。

どんな物語でも凪誠士郎の活躍には期待しかない

エピソード凪 映画化

映画化されるエピソード凪は3巻までの内容となりそうです。エピソード凪はぜひ完結まで映画化してほしいですね。

ここまで読んで下さりありがとうございます。
この記事がいいと思ったらフォロー、スキ、コメントをよろしくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?