門構えには何も入れぬのがよい。門から日が差しこめば、門はたちまち間に化けるが、妙に間伸びしてしまう。では音を通して闇にするのは如何か。こちらの漆黒は耳にちと五月蝿い。いっそ門に門をいれてしまえとやってみれば、かえって悶々とする。こうして人は門を行き来し、門とともに閃くのである。
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